名古屋遠征(2)~再び、再建セミナー参加~ | ちゃこの美味しい乳がん生活

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2011年6月に乳がん発覚。7月に乳房温存手術、
2011年9月~11月に抗がん剤(TC療法)、放射線(30回)、
ハーセプチン(1年)終了。ホルモン療法の真っ最中。
食事療法(ゲルソン療法)期間を経て、健康ゆるベジ生活を継続しています♪

先週土曜日の名古屋遠征から早4日。

(えっ?もうそんな??)

とりあえず、急いでアップしないと仕入れた情報が忘却の彼方に飛びそうなので、今日こそは気合を入れて書くコトにします!

こちらがセミナーが行われた名古屋国際会議場
photo:01


前回の記事で書いたように、セミナー前はブロ友(ブロ妹^^)のきりちゃんとの再会があり、最寄り駅から2分と書いてあるチラシを信じて、ギリギリ到着を狙うが~、

「ウソ~~! 駅降りてからまさかの川越え? しかも会場デカイ‼」

焦って久々に100m走したわ~ (なのに途中で写メ撮ってる^^;)
バタバタしつつ入ると、空いていたのはかぶり付きの一番前のお席。

(会場で落ち合う約束のAちゃんも、名古屋駅で迷子になりつつわたしの着席後すぐに登場。ともかく結果オーライ~)


今回のセミナーは「第10回 乳房再建講演会」

メインは横浜市立大学付属市民総合医療センター 形成外科准教授 佐武利彦先生の講演です。


まず佐武先生の下で研修医として4年目を迎える黒田真由先生のお話。

「乳房再建の基礎」と題し、再建術の歴史・それぞれの再建方法の利点&欠点・

リンパ浮腫を治す機能性の回復も目指す再建・・・などを紹介。


☆再建方法を大まかに図解するとこんな感じ~


                      *筋皮弁(皮膚に筋肉をつけて移植)

            *自家再建・・・*穿通枝皮弁

                       (筋肉をつけず細かい血管をつけて移植)

                      *遊離真皮脂肪移植(温存に適用)

                      *脂肪注入(脂肪幹細胞移植・BRAVAなど)

*乳房再建・・・・・

            *人工物・・・・*インプラント




☆それぞれの利点・欠点は~

*筋皮弁・・・(利)自分の組織で温かく柔らかい・健側と対称的に作れる

            保険適用・手術時間は短い

         (欠)広背筋皮弁(背中)→2年くらいすると移植した乳房が

            小さくなる(筋肉は使わないと収縮する)

            腹直筋皮弁(お腹)→お腹に力が入りにくい

            ヘルニアが出やすい

            皮弁を取ったところの合併症の問題


*穿通枝皮弁・(利)筋肉を温存するので取った部位の影響が少ない

             保険適用・メンテナンスフリー(太ると再建した乳房も大きく)

          (欠)新たな傷跡ができる・手術時間が長い(5h~7・8h)

             入院期間長い(7~10日間) 

             皮弁を取ったところの合併症の問題


*インプラント・・(利)手術時間が短い(1~2h)・入院期間短い(日帰り~2日)

             他の部位に傷跡が残らない

          (欠)自費治療・感染症の恐れ・自分の乳房より硬め

             横になると非対称・スムースタイプはマッサージ要

             下垂した胸は難しい・温存&放射線の後は難しい

             メンテナンスが必要


☆ちなみに、費用は~

一次再建  (乳がん手術+遊離皮弁) 55~60万(保険適用3割負担) 

二次再建  (遊離皮弁)          40~45万(    〃      )

エキスパンダー                18~22万

乳頭乳輪手術                 18~20万

インプラント                   60~100万 
tatoo(乳輪)                  3~5万


乳房再建は、様々な方法があり、患者のおかれている状況や将来の希望(子供を産む産まないなど)に応じて様々な選択が可能になりつつある。。。

そこで生まれた方法が、穿通枝皮弁法で~

「柔らかく、温かい、形の良い胸を作ることを目的として出てきた」


穿通枝皮弁法の説明は、神戸のセミナーと同じ内容だったので割愛。

興味のある方はこちらの記事 へどうぞ~


実は今回、一番聞きたかったのが、

BRAVA(体外式エキスパンダー+脂肪注入)という方法のさらなる詳細。


そもそも脂肪注入は、乳房再建後の修正に使われる脇役的存在だったが・・

今、CALという「脂肪幹細胞の密度を高くして脂肪注入をする方法」が先端。

なぜ幹細胞の付いている脂肪が良いのかというと、脂肪を定着させる手助けをする(サイトカイン)という物質をもっているからだそう・・・

(この定着率については、BRAVAの記事の後、比較表記します)

費用は1人120万(セルポートクリニック横浜)。

最近鳥取大学が認可をとった(前に島根大学と書いたの訂正しておきます^^;)。


で、いよいよ体外式エキスパンダーBRAVAのお話~

前にも書いたけど、BRAVAは元々豊胸用に作られたモノ。

(セミナーの後でも少し時間をいただいて先生に伺ったんだけど~

実際に今受けられます。適用可能かは実際に診察しないとわからないけど。)


先生が日本でもBRAVAが買えるようにされた→フォーメディックス社(12万)


これを1日10h着けて14h休むと→10週間で1カップ大きくなるとか!

乳房再建の場合は、

4週間BRAVA装着→脂肪注入→4週間BRAVA装着→脂肪注入・・・

を3~4回繰り返して行います


このBRAVAの良いところは、装着して大きくなった胸の中に血管がたくさん通うようになること。これは組織が柔らかくなって、血流が良くなってる証拠で、脂肪注入した場合の定着率も上がるというワケ。


ちなみに脂肪の定着率は。。。

*普通の脂肪30%、*幹細胞脂肪60%、*BRAVA50~60%


いずれにしてもこのBRAVA、温存で放射線照射ありでちょっとした胸の変形に悩む事例(まさにわたし)にとって、かなり朗報です!! 


セミナーの後は、実際に再建された方々からお話を聞いたり再建された胸を見せていただける時間があったのですが、「どの方の胸もとってもきれい~」

それにみなさん、すっごくイキイキとされてて、喜んで受講者のわたし達の質問に答え胸を見せてくださる姿が印象的。


その中には実際にBRAVA+穿通枝皮弁法で再建された方も!

装着方法も実演してくださって~~フムフム・・・実感が湧きますね^^

先生と体験者の方々の温かい雰囲気にも励まされた良いセミナーでした。


最後に、最近料理アップしてないので、

賢い秋冬野菜の紹介&写真を少しだけ~~


☆黒にんじん・・・βカロテンはもちろん、普通のにんじんに無い、アントシアニジン・ポリフェノールといった抗酸化活性成分が大。柔らかいので(少しかぼちゃっぽい)、サラダや煮物も~OK!


☆カリフラワー・・・ブロッコリーと同じく、ビタミンC が豊富。良いところは、加熱してもビタミンCが壊れないこと!


photo:02

*いわし+豆腐+玉ねぎ+しょうがのハンバーグ
*黒にんじん+ごぼうのきんぴら

*カリフラワー+かぼちゃ+豆乳のポタージュ

*玄米ごはん


photo:03

*もやし+切干大根+黒にんじんの甘酢(玄米黒酢)和え

*さといも+かぼちゃ+減塩白味噌+小ネギのマッシュ

*菊菜+赤ピーマンのサラダ

*かぶ+カリフラワー+炒め玉ねぎ+豆乳のポタージュ

*玄米ごはん

汁物って元々すっごく好き。

でも大量の野菜ジュースを飲むので摂りにくいのと、塩分が多くなりがち。

食事療法(今は調味料に使う塩分1日1,5~2g)を開始後はかなり減ってます。。。

野菜のポタージュなら、野菜本来の甘味で塩分が少しでもイケル。助かるぅ~^^


賢いお野菜の力で、寒くなるこの時期も元気に乗り越えましょう~~♪


今日も長々お付き合い、ありがとうございました!
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(長文に付き、途中でPC入力にしたので携帯では見難いです・・・すみません!)