ヤングマガジンで連載中のサラリーマン風俗マンガ『匿名の彼女たち』。
今週号は意外にもスト話だった。

が、今までの風俗話&風俗嬢の絵は、リアリティーもあり、かわいらしく、相当しっくりきてたのに、ストは正直イマイチ・・・。

やはり踊り子とスト劇の芸能文化やら人生の深みが全く描き切れておらず、最後はリーマンが人妻風俗に行くシーンで締められている。

作者のストに対する造詣の浅さが露出し、熱量不足のため、ピントが絞り切れていない。

というか、ストはそもそも漫画が向いてないのかも。
あじさい心中』や『伊豆の踊り子』など不朽のスト文学があることからも、想像力を必要とするストはやはり文学が適しているのだろう。