2012.12.23(日)@若松劇場 1回目3景~2回目フィナ

ショウコさんが初々しくも、長く綺麗な足で魅せる。

夏木りりかさんが趣向を凝らしたクリスマスの演目で跳ねる。

そして、目当ての矢沢ようこさんだ。
浅草でのフィナのダンス等、確かによかった。
今回、演目にもよるので何とも言えないが、ダンスは真白さんや小室さん程ではない。
が、ベッドで特に魅せてくれた。

そのベッドたるや、
圧倒的な色気、美だ。

痩せてはいるが、痩せすぎではない絶妙なライン。
しなやかで奇跡的なプロポーション。
そして、その美も極めてアジア的な美だった。

薄青色の花柄の衣装は、何とも繊細で投光を受け輝いていた。
ネイルには、さりげなくダイヤモンドのようなものがつけられ、個性を静謐に主張している。
表情は、流麗(るれい)な濡れ場、ロマンポルノ風だ。
それでいて流れるように緩急を表現した動き、ポーズはあくまでソリッドだ。

見る者が立ち尽くしてしまうかのような極致のステージが終わった。
ステージ上、笑顔で礼をする矢沢さん。
拍手、ただ拍手。
そして、その後のポラだ。
いくらなんでもポラ千だろう、と思っていた矢先のポラ五。

「500円。」

買う!
いや、ポラ千でも買うだろう。
今年劇場内で、ポラ千は正直キツいという声がよく聞かれた。
また、舞姫たちからも、ポラ千がキツいのは分かるとか、私なら買わないとかいう声も聞かれた。
だが、今この現場、この現実の前では、ポラを買うをいう選択肢しかないのだ。
赤ん坊からじいちゃんまでそこんとこは同じである。
時空を超えてしまったのだろうか。いつの間にかポラ列に存在し、前の人のツーショットを撮っている自分がいた。
そして、己自らの番!
先の浅草でも俺は観たこと、浅草で販売してた写真集が欲しいことを伝える。
あとで、劇場で聞いたスト客の会話。
「写真集の話をしてもない、ポラの時も持ってきてもない、言って来てくれた人にだけ売るといった感じ。あれでは売れないよ。」

自分は言った。
特攻となった。
自ら自己申告した。
「浅草で売っていた写真集はもう売れ切れたのですか?」(おそるおそる聞いたみた
「いいえ、まだあります」(不安げに答えてくれる)
「いまもってこられてますか」
「はい、もってきてます。あります。」
「じゃぁ買います。」
「はい!嬉しいです。
矢沢さんは、押し売り気味になることを自重していたのだ。
一度、写真集がこの場で買えることがわかると、便乗してくる客もでた。
後に続くものが現れたのである。
つまり俺は、矢沢さんの写真集売りに貢献することができた。一定以上の戦果であろう。
次の回の回収にて、赤いリッチな封筒に入れてくれてた写真集。出してみると中身には浅草でのシールが沢山貼られ、またフォトカードや周年グッズ等盛りだくさんだった。ポラ袋もクリスマスにちなんだもので、可愛らしい。
まさに、ようこサンタからの素晴らしいプレゼントとなった。

「矢沢永吉が好きなんですか?」と聞く。
「いいえ。母が好きなんです!」真っ直ぐ見つめて返してくれた。

フィナーレ。
夏木りりかさんのポラ時、あるお客さんがフィナーレでヒゲダンスの曲をやってほしいとリクエストし、夏木さんが即座に投光さんに「フィナーレ、ひげダンスでやってくださ~い!」と言いそれになることに。
ひげダンスというのがどういうものかわからなかったが、どうやら暴れん坊将軍の曲らしい。
4番手、両肩を上下させノリノリで出てくる夏木さん。
そして5番手、

ズダダダダーン!

雪崩のような衝撃を受けてしまった
なんという愉快さ、エンターテナー、ウォーキング・仕草のカッコよさ、そして笑顔。

矢沢ようこ、最高!!!

まさに、求めているパフォーマーだった。
一人だけ芸能人がいた。
それは2回目のフィナーレもまた同様で、ポラ時にあたってはMを求めたお客さんに
「ギルガメッシュのM!」という細身の超弩級のポーズを見せた。

狂喜する客。

オープンショーもまたいい。

1回目の演目でバーレスクが合うんじゃないかと感じていたら、
2回目はガチのバーレスクだった。マリリンモンローのバーレスクだ。

先の写真集には、この2作品のステージが映されている。

劇場を出てポラを見る。
伝説のギルガメシュを彩った矢沢さんが写るこれまでにない有難みのあるポラだ。
コメントはポラの表にも、そして裏にも書いたあった。
よく人気のある踊り子は、表にしか書かない方が散見されるが、やはり裏にレターぽっく書いて欲しいものだ。

若松は初乗りです、と書かれたあった。
残りわずかの2012年をぶっちぎりでいきたいと思います、とも。

ぶっちぎりでいってほしい。
ようこのぶっちぎり見たい!

矢沢ようこを観た。矢沢ようこに会えた。
懸念された性格もすこぶる良い。
2012年、そのショーはこの世で最大のクリスマスプレゼントとなった。


↓ 「浅草ロック座/矢沢ようこ」 永遠のスターだ。
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↓ アイラブふなばし、アイラブ若松、I LOVE ストリップ だコノヤロー
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↓ 光ある姫が輝けるのはいつも、そう劇場なのさ baby
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↓ 冬の街はなぜか独り歩くのが似合うから。
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