植物の茎の正の光屈性の仕組みを説明せよ
[解説]
光屈性には、オーキシンの細胞伸長作用がかかわってきます
オーキシンは茎頂(茎の先端)でつくられます
茎の先端が光を受容すると、先端部分で作られたオーキシンが光の当たらない側に移動します
そのため、光との当たらない側のオーキシン濃度が高くなるため、光の当たらない側の細胞が伸長して茎の光の方向に曲がります
また、次の図のように、寒天片の上に幼葉鞘の先端部分を乗せると、乗せる時間が長ければ長いほどオーキシンが寒天片に移動します
この寒天片を先端を切り取った幼葉鞘の切り口の右半分に乗せると、オーキシン量が多いほど、より細胞を伸長させるため屈曲角度が大きくなります
これをアベナテストといい、屈曲角度とオーキシン濃度が比例することを示しているので覚えておきましょう
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