東京音楽コンクール。 | Cellist Yoko Hasegawa Official Blog

東京音楽コンクール。

昨日は東京文化会館での、東京音楽コンクール弦部門本選審査会でした!!

このコンクールに関わらせていただいて今回で3年目。

ヴァイオリンやヴィオラと、チェロが同じ土俵で戦うのは、

なかなか大変なことで、今まで2位までは入賞できたものの

「次回こそは何とかチェロから、第一位を!」といつも願っておりましたkirakira*


昨日はそんな願いが届いたかのように、

第1位、第2位ともにチェリストが見事、栄冠を手に祝

1位の水野優也さんは、高校三年生とは思えないほどの落ち着きで、

深くて繊細でそして温かいエルガーで、思わず審査員席からも

弾き終わった瞬間「ブラボー」の声が出たほどです。

上手とか・・・才能があるとか・・・そういうレベルではなく、
既に素晴らしい芸術でした。
これからも楽しみです。


そして第2位の藤原秀章さんは、なんと今回4回目の挑戦だそう。

今年の「チェロの日」でイザイのヴァイオリン作品を見事に弾いてらしたので、

予選の時から「一段とパワーアップしたなぁ」と私も大注目していました。

ショスタコ、楽々と弾ききった爽やかな若さ、眩しいほどでした!!


今回本当に全体的にレベルが高くて、特に低弦の充実は、

唸るほどでした。やっぱり日本のチェロ界は明るい!う実感したコンクールでした。



余談ですが・・・・



予選を通して思ったこと。

弾く前の「調弦」って、その人のセンスが出るな、と・・・えへへ…

もっと言うと舞台に出てきた瞬間から、ぴぴぴっと何かを感じます。

面白かったですにこ

明日から新学期ですね。秋も楽しく張り切っていきたいと思います。
皆さまも、芸術の秋、食欲の秋、読書の秋・・・色々な秋を楽しまれてくださいね音符