細胞分裂とアミノ酸その1【アミノ酸12】
胎児から成長していく過程で、細胞分裂を繰り返しながら身体が大きくなっていくことは言うまでもありません。また、怪我をして傷が徐々に治っていくのも、基部の箇所が細胞分裂して修復してくれるからです。
大人になりますと細胞分裂をほとんど止めてしまう細胞は、脳を含む神経細胞、脂肪細胞。筋肉細胞が知られています。しかし、大人になっても怪我などの修復は細胞分裂により、傷口を治していきます。
また、赤血球は体内での寿命が約110日ですから、新しい赤血球を作り出すための細胞の分裂が必要ですし、皮膚の角質は古い細胞の死骸で失われる運命にありますので、新たに角質を生み出す為の細胞分裂が皮膚の下で進んでいます。
このように健常時でも怪我をしたときの非常時でも、身体の細胞が分裂したり、しかるべき細胞に変化したり、発揮してくれなくなれば、生命が脅かされることになります。
さて、細胞分裂の際に遺伝子の複製が行われたり、新たな細胞を作る為のたんぱく質の合成も行われますが、染色体がほどけたり再び凝集したりする現象があります。このときに主要な役割を果たす物質が、「ポリアミン」という物質です。遺伝子が賛成の物質に対して、ポリアミンはアルカリ性の物質です。このアルカリ性の性質が凝集させる上で非常に重要だと考えられています。
ポリアミンは名前から想像できるとおり、アミノ酸のアミノ基をたくさん含まれる物質です。そしてポリアミンはアミノ酸である「アルギニン」と「オルチニン」から合成されます。新しい細胞が作り上げるのに必要なたんぱく質は、もちろんすべてアミノ酸からつくられます。
それではみなさん、今日も楽しくアンチエイジングしましょう。
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