冬の寒さが日に日に増してきます。
私は寒がりなのですが
外に出る時に着替えるのが面倒臭く、パーカーにビーサンで
コンビニやTUTAYAにいってしまいます。
極寒に耐え、震えながら
凛とした空気に包まれて家路につくのは
これまたオツなことであります。
どうも。季節の感じ方が微妙にちがうといわれるnobu@aqです。
最近のプロレスは趣味趣向により細分化され
大きなイベントではなくなってしまっているような気がします。
私の少年時代のプロレスは野球や大相撲、
いや、それ以上に大きなイベントでした。
当時のプロレスは民放のゴールデンタイムで30%以上の視聴率を稼ぎ
ポピュラーでちょーメジャーなイベントでした。
その中心にいたのがアントニオ猪木でした。
アントニオ猪木はまさにテレビ時代の寵児で
プロレスにストーリー性を持たせ、最高のエンターテイメントにしたてました。
私も少年時代にプロレス中継を毎週楽しみにして
熱狂してたことを思い出します。
翌日には友人とコブラツイストや卍固めをかけあい大騒ぎして
先生によく怒られていたものです。
猪木のプロレスは
「いいもの」
と
「わるいもの」
が明確で非常に分かりやすく感情移入がしやすい演出をしていました。
私のおばあちゃんは、プロレスなんて野蛮なものを見ちゃいけないといいつつ
中継が始まると夢中になり
『猪木以外は悪者だから全部負けるぜ』
などといって一緒にプロレスをみていた記憶があります。
猪木の演出は少年の私に影響を及ぼし
『アンドレはわるいたつだ』
『タイガージェットシンはいつもサーベルをもって暴力をふるっている』
などと妄想を膨らませていたものです。
小学校の時にはデカい友人に
『お前アンドレだからパーマかけろよ』
などど意味不明で心無い言葉を浴びせてしまったことを思い出します。
(私が天然のクリクリパーマだったのですが。。。)
猪木は今ではバカキャラの扱いに合っていますが
私にとってはスーパースターでした。
時代により、様々なスーパースターが生まれます。
しかし、私は彼ほど自身のキャラクターを理解し人々に情報発信をしていった
人を知りません。
アントニオ猪木はまだ私の中ではスーパースターであり、
『わるもの』をやっつけてくれる『いいもの』です。
テレビが国民に夢と希望を与え、
皆が情報を得る最大のメディアだったころの話です。