一雨ごとに秋に近づいていきます。
夏は完全に終わったみたいです。
今年の夏は短かったと言う人が多いのですが
私には長い夏だったように感じてます。
私も毎年夏は短く感じるのですが
今年に限ってなぜかと思い考えてみました。
・・・・・何も思いつきません
今考えても何も思いつかないので
秋の夜長にテラスで星空を眺めながらゆっくり考えてみる事にします。
家にテラスがある方、私に考える場を提供してください。。。
こんにちは。nobu@aqです。
最近のブログで雨の事ばかり取り上げているので
自分でももういいだろと思っていました。
ただ、先日ちょっとした良い事があったので書いてみます。
少し長いです。
その日は事務所を出た際にポツポツと雨が降っていました。
天気予報ではその夜は晴れと言っていたので
そのまま帰路につきました。
最寄り駅に付くとまだポツポツ。
嫌な予感はしたのですが、天気予報を信じ家へと向かいました。
数分後、、、嫌な予感的中で大雨開始。
目の前に見えたビルの駐車場へ逃げ込みました。
あたりは完全なる住宅街。
傘を買うにもコンビニが無く、タクシーなど通らない場所。
雨がやむまで待つしかないと心に決め、このシチュエーションを楽しむことに決めました。
YouTubeでお気に入り動画を見、友人に電話をかけ、雨に唄い踊り、、、、
そんなこんなで30分
完全に飽きました。。。
天気予報を見ると
「今夜は晴れ」
リアルタイムで見る、となっているにもかかわらず、、です。
傘をさして颯爽と歩く人、自転車で雨の中を滑走する人、タクシーで余裕かまして自分を横目にスルーしていく人、、、
私の前を通り過ぎて行きます。
雨に中にポツンと男が一人。
街灯を見上げると雨が光に照らされ悲しさを一層漂わせます。
すでに雨宿りから50分、雨がやむ気配もなし。
ここままいつ止むか分からないまま待つか
一張羅のスーツを水びだしにしてダッシュするかの選択を迫られているとき
白い影が近づいてきます。
傘を何本か持って駅方面に向かう様ですが
私の目の前で止まり
『傘持ってないんですか?』
と一言。白い服を着た女性でした。
『いやー、参りました』
小芝居のような返しをしてしまう自分が少し恥ずかしい。
『壊れているので良ければこれどうぞ』
『どうせ捨てようと思ってたんで返さなくていいですよ』
そう言って大雨の中、駅に向かう路地に消えて行きました。
身近にある感動とはこの様な事をいうのでしょう。
いただいた傘は骨が内側に直角に折れていましたが
雨をしのぐには十分です。
鼻歌交じりで家路につく私。
ちいさな優しさが人をこんなに幸せな気分に出来るんです。
分かってはいるが気恥ずかしくてこれが中々できないのです。
私の人生においてまた貴重な経験となり
人への思いやりの一つの形と出会った夜だったのでした。
おわり
※こんな出会いも素敵です
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