じゅり友さんからのご厚意でジュリー吹き替え版の映画「コレクター」(1965)を見せてもらいました。放映時に一度見たきりで、もう一度見たいと思っていたものなんですよ。とってもうれしいです。


蝶のコレクションだけが生きがいの青年が、思わぬ大金を手にしてから、女子学生を誘拐監禁してそばに置いて飾っておきたいという欲望を・・・というストーリー。


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昔、主演のテレンス・スタンプが好きで好きで、テレビで出演作の映画が放映されるたび見てたんですわ。60年代の映画、当時はなんども放送してました。

その時の「コレクター」は岸田森さんの吹き替えでした。ジュリーの吹き替え版は1985年のもので、その後も再放送はなかったように思います。


ジュリーの声でうっとりしながら見ていると、監禁された女優さんに感情移入ができなくて、なんで逃げ出すのよ~もったいない~、テレンス・スタンプでジュリーだわよ、などとわけがわからなくなるのでした。内気な青年で犯罪者という役はジュリーがしばしば演じてましたね。これがまたよく似合ってました。



中学生のころはマリリン・モンローとかソフィア・ローレンなどグラマー女優の映画も好きだったんですが、なんででしょうかね?
自分にないものをもとめるためか?



テレンス・スタンプの主演作では「世にも怪奇な物語 」がよかったですね~。オムニバス形式で3本のストーリーで構成されており、ジェーン・フォンダ、アラン・ドロンときて、そしてテレンス・スタンプの「悪魔の首飾り」です。 




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いやー、狂気を秘めた表情がこの役にぴったりですわ~。
これも何度も見ました。


ほかにも「テオレマ」や、「唇からナイフ」もテレビで見ましたが、70年代になると、映画から姿を消してしまいます。引退したのかと思ったら、1999年,映画館に見に行った「スターウォーズ ファントムメナス」にバローラム最高議長の役で出てるじゃありませんか!こんなところで再会するなんて!



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70年代はどうやらインドでドラッグにはまっていたらしく、仕事をほとんどしていなかったようです。あらまぁそうだったの・・・。

単に私が知らなかっただけで、80年代からは俳優としていろいろな役をこなしています。「プリシラ」(1994)ではベテランドラッグクイーンの役で快演してます。どれがテレンス・スタンプかわかるかしら?



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あのコレクターの内気な青年を演じた彼が、こんな映画にも!?いやもうびっくり!