「暦書というのは、一定の暦
法によって組み立てられた一年 の月日に対して、
(1)起こるべしと予想されたこと
2)実施すべく予定された事項のうち、公然で恒例なるものを、日に割り当てて記載したものである 。
(1)に属するものは天体暦のようなもので、天体の位置、日食・月食などの天文現象等を記したものであり、
(2)に属するものは年中行事とか歳時を記した日常生活に使われる常用暦である」(「暦入門~暦のすべて」より)
映画「天地明察」を見るために、予習として「江戸の天文学~渋川晴海と江戸時代の科学者たち」を借りてきました。字も大きくて振り仮名も振ってあるので読み易いですよ。
江戸の人にとって暦というのは今日が何月何日かを知るだけでなく、農事の出来事、季節の行事なども知ることができる重要なものだったようです。
暦は天体の運行を観測し、正確な年の巡りを記さねばなりません。当時の日本の天文学のレベルがいかに高かったのかということがわかります。
渋川晴海かっこいいわ~、朝廷の土御門派が憎たらしいわ~。