Rスズキのブログ
ジュリーブログでお勧めだったので、最近文庫本で復刊した「あなたがパラダイス」(平安寿子著)を図書館で借りてきました。(ハードカバーは文庫版にあるあとがきがないようです)


作者の平さんは実際はテンプターズファンだったそうで、「週刊昭和42年」(朝日新聞社刊)にコラムを書いてはりました。


オムニバス形式で3人の更年期の女性の物語が語られます。女性たちはジュリーファンだったりそうでなかったりしますが、それぞれにジュリーの歌が絡んでくるという仕掛けです。


ジュリーのこともよく調べて書いてるのだと思います。中抜けしてるので90年代からこっちの歌はあまりピンとこないのが正直なところです。ことに「メノポーズ」などの歌詞は聞いてると気恥ずかしくて、私たちを応援してくれてるのよ、ファンへのラブソングよ、ジュリーありがとう、などという心境にまでは到底至りません。落合恵子さんなら更年期をメノポーズと呼ぼうと提唱しているので、喜んでくれると思いますが、ワタクシまだまだ修行が足りません。


 


「四人とも70代後半から80代。同じ頃に生産されたのだから、ほぼ同時に耐用年数が切れるのは道理だが、医者探し、入院、転院、介護保険申請、そして介護という用事がいっぺんに押し寄せると、一人くらいさっさと逝ってくれないか(できたら、夫の親のほう)と罰当たりなことを考えずにはいられない」

なんてくだりは、

ユーモラスでもあり本音でもあり、身につまされます。うちは一人っ子同士で結婚したので、その時点でもれなく双方の両親4人の世話が否応なくついてきました。10年前に舅が亡くなりましたが、まだ3人残ってますからね。これからもがんばらないとね。






図書館ではついでに無呼吸症候群の本も読んできました。(私が知らないだけですが)ジュリーが知らん間に無呼吸症候群になったんだとか聞いた時は本当に腹が立ちましたが、あの高橋英樹さんも無呼吸症候群で悩んでおられ、夜中に呼吸が止まってしまうことたびたびで、昼間に眠い、ゴルフのスコアも芳しくないということがあったそうです。「若い時は何を食べても太らなかった、それが、中年になり急に太ってきて、特に私の場合にはのどの周りに肉が付いてきた。これがよくなかったんですね。調べてもらったら、一晩に270回呼吸が止まっていた」なーんて書いてありました。今は適切な治療でよくなったようですが、やはり肥満はよくありませんことよ。