以前、さまざまな医療情報についての私見を書きました(以下)。
http://ameblo.jp/cattact2011/entry-10992408066.html
今回はその続きです。なお、しつこくあくまでも私見です。
私もいろいろな治療、薬を試す前にいろいろ検索するように、
皆様もいろいろな手段で調べられるとは思います。
ここで、多くの方がネットを使われているのではないでしょうか。
ネットの場合、情報は本当に玉石混交です。
正確なものにたどりつくのは至難の業といってもいいと私自身は思っています。
(何度も書いていますが、私のブログも写し間違い、書き間違いが多いです。
気づいても、たかが個人ブログ、と認識しているので
放置して訂正はほとんどしていません)。
ここで最初に自分の知りたい情報が、どのような分野なのかをまず
見極めてから、調べるのがポイントだと感じています。
情報には、
・客観的な情報
・主観的な情報
がありますよね。
たとえば、薬の副作用を調べたいと思った場合。
これは、客観的な情報、に属するでしょう。
この場合は、正確なサイトに当たりやすいので、見分け方だけ
わかっていれば大丈夫だと思います。
ここで、「薬の副作用」と検索するだけでも膨大なサイトが表示されます。
けれども、最初に表示されているからといって、必ずしも正しい情報とは限りませんね。
信頼できる情報先かどうかは、まず、サイトの発行先を見る必要があります。
たとえば、私がよく使っているのは以下のサイト。
独立行政法人医薬品医療機器総合機構が運営しています。
つまり、官公庁、上記のような外郭団体などのものに最初に当たると客観的なもの、といえると
思います。
民間の会社が運営しているものもありますが、
一番最初に当たる情報としては、政府関連のものがよいと思います。
次に主観的なことを調べたいとします。
それはたとえば、「特定の薬や健康食品、治療を行った人の経験」がこれに当たるでしょう。
これを検索するとなると、ブログが上位になるでしょう。
ここで注意したいのは、すべてのブログは必ずしも、本当の経験、情報ではない、ことです。
ブログは、ネットのなかでも最も情報の信頼性が低い、(と個人的には思っています)。
(自分がブログを書いてるから、余計思います^^;)。
中には、その治療院が自ら患者になりすまして、効果があった、というような
ことを書いているのは珍しくありません。
実際、そのバイトをやっている人を知っています(^^;)
また、いろいろな治療を行っているところでは、自分の商品を
買わせるように誘導しているものも見られます。それらは、あくまでも
ちゃんとした効果があるといえないもの、医療行為ではない場合があるので、ご注意ください。
私が病気になりたてのころはそれがわからず、えらいメに合ったことがありました。
とある治療院にアクセスして、ほかの患者さんと同じ治療を受けたのに
2倍の料金をとられていたことが後日、わかりました(これは、かなり極端な例)。
患者さんのブログを毎日読んでるうちに、知らずしらずに洗脳されて、
ここに行けばラクになる!と思ってしまっていたんですね。
(実はあとから、そこはいろいろな関係者がブログを書いていることを知りました)。
なお、本当の患者さんが「よくなった」と書かれている薬、や健康食品、治療であっても
あくまでもその方のことです。
悪くなった人、効果がなかった人がいても、それはなかなか書く人はいないでしょう。
(実際、私はこの2倍とられたところのことを書くつもりはありません。
まだ、そのようなアコギなことをしているようで、心が痛みますが、やはりネットで
患者個人が見抜く力を見つけてほしいと思っています)。
たとえば、ある治療で確かによくなった人はいる。
けれども、いったい何人の人がその治療を受けて、
どのくらいのレベルでよくなったのか、という分母はわからないのです。
いったい、どのくらいの
人がその治療で挫折したかはわかりません。
ひょっとすると、とても悪化した人がいるかもしれません。
先週、オピオイドを使っている患者さんのナマの声を知ることができ、
気持ちが楽になった私です。けれども、一方で、それは個別のことで
本当は
自分には試してみないとわからない、ということはわかっています。
いろいろな治療が出てくるなかで、
よくなったという宣伝が激しいほど、
悪化情報が全く出てこないほど、
注意したほうがいいかもしれません
(もちろん、よくなっている人はいるでしょうから、良くなっている方からすると、
腹立たしい思いがあるかもしれません、しかし、とにかく私見ですから)。
とくに、私のようなわけのわからない病気の場合、
ちょっとした刺激で悪化する可能性もあります。
ブログは、連日読んでいるとあたかも、自分にも効果がありそうな気はしますが、
それは確実ではありません。
そのことを考えながら、話半分で読むことが大切だと思っています。
この話題は、まだ続けていこうと思います。