昨夜の風雨をすっかり忘れてしまうほど、今日は晴れて、
頭上には、気持ちのよい青空。
窓から春風をとりこむと、窓辺にはお約束のにゃんずが群れて。
ポコ れお プッチ
足場にしているキーボードも、しまい忘れのトナカイさんも、
お空には鯉のぼりが泳いでるけど、
気にしな～い、気にしな～い
悲しきかな、東京の空。
きのう虹のかかったあの空は、
お隣の屋根と電線のそのまた向こう。
プッちゃんのせなか
プッちゃんたら、窓にかけたおててがかわゆいのぅ
電車の座席、お靴をぬいで座ったお子ちゃまみたい。
立ち膝で望む、世界の車窓から・・・・・・お隣の窓
おかーしゃんの日陰者オールスターの通路はこの下なのよ
よろしかったら
待ちわびた春が来て
まんなかのくぼみはおへそにゃの
おかーにゃんとつながっていたところ
廊下には、お約束のれお君のひらき。
ぽかぽか陽気に今日も全開
れお：かまってくださいにゃ
真っ白のモフモフおなかと、淡いグリーンのおめめ。
この組み合わせで好きなのは、白のハナミズキ。
花水木ハナミズキ、お空に向かって
まさかの展開に、おどろき、ハナミズキ
おかーしゃんの通路にも壁際にも到底無理だから、
街路樹が、うちのシンボル・ツリー
今日はイースターなのね。
４弁の花びらに見えるのは、ほんとは苞で、
苞に囲まれた本物のお花は、イバラの冠。
苞には楔クサビを止めた切れ込みと、鉄さびの色。
キリストの十字架の木になってしまった悲しみに、
ハナミズキは、もう大きくなるのも、真直ぐ伸びるのも止めたそうな。
人に心があるように、
動物にも喜びや悲しみがあって、
物言わぬ草や木や花、そして海にも大地にも、
そうした気持ちがあるのだろうな～。
おかーしゃんちの小さな窓から見える穏やかな青空も、
ちょっぴり悲しみの色をふくんで。
ハナミズキ、夏は青葉、秋は紅葉、赤い実もなって、
四季折々大好きな木。
葉っぱを落とした寒さの冬は、細くて寒そうな枝だけど、
おかーしゃんは、小鳥の巣を探す
明日もいい日で 
