秋の夜長にしては暑いけど構想をあれこれ綴る。 | TOMTOM日誌

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シンガーソングライター♪本庄冬武のオープン日誌( ゚∀゚)



さて、何度も此処に記している通り、小説、次回作があるとするなら、「ソラからの彼女」スピンオフ、「五代ハルカは忙しい」になるだろう。


「月が綺麗」のRecという暴挙も含め、小学校時代の手法の復活とともに、それに伴ったイメージの膨らませ方で、エンジンを少しずつ暖めている、といった現状だ。



因みにその後に取りかかるであろう「フランパート」を含め、これら二作品は、各中編という形態をとりたい。二作品揃って、文庫本一冊分のボリュームになればと思っている。



小生の記憶が正しければ、「ソラからの彼女」の執筆中、例えば、五代ハルカのエージェントととしての活躍を描くとともに彼女の所属する秘密組織の全容を語りたいとは思ったものの、(……それすると主題それるw)と泣く泣くカットしようと決断した前後に「スパイファミリー」には出会ったという印象がある。


ただ、いつか、その世界を描くその日のために、今作は非常にいい「資料」としての位置づけが個人的にはなされ、当時を含め、今に至るまで、作品から目が離せないといった側面もあるのだ。



アーニャのような可愛らしいキャラはでてこない予定だが、此処で展開されるのは、日本だけでなく、アメリカ、中国、ロシアなども巻き込んだ秘密組織同士の攻防戦となるはずだ。そこにSFネタがからんでくる。
もし、映像化されたら、シーンによっては、「スパイファミリー」顔負けのジャジーな演奏がピッタリくるはずだ。そう、そして、それは新境地だ。だからこそ、自分の胸は踊る。

これは改めて実感した境地だが、音楽とは違い、「繰り返しの難しい世界」である小説創作は、作者にとっても既視感の全くない、そしてこれまでやったことのない、「新境地の世界、設定」が、結局は個人のモチベに帰結する、ということである。


何度もひつこいが、「ババおね」のパイオニアとしても、著作「太陽の帝国」における、夢想の密度は郡を抜いていることだろう。そして、凶龍戦艦ヤマタノオロチ、専用人型決戦兵器改造人間ギガンティスなど、オモチャにしたら、男の子なら、瞳もキラキラするような、そういった類も一通り出し切った。



例えば「二つの月」においても、なかなかない並行世界を描けたと自賛している。

要は、昔なつかし、「なんだこれは?!」と自らも思ってしまう境地が大事なのだ。



先日のバーペガで、万引きGメンをしてらしたという方にお会いした。そこで閃いたのは、万引きした相手が宇宙人だったら、という発想である。
取り調べでわかるのは、全くどこの素性かも分からないということばかり。
修学旅行中の自由時間にUFOは去り、取り残されてしまった宇宙人の少女は、本当に食事に困っていて……云々。
ただ、この後の流れは結局、「ソラからの彼女」本編とさほど変わらない、となると、(なんだかなー)となってしまうのだ。

そう考えると、「異世界転生してみたがコスパ高すぎて吟遊詩人になかなかなれない」も、巷で蔓延る人物描写、世界観と、過去、かなり早い段階でよぎった「違和感」とともに、
(もう何人、エルフだ、ドワーフだでてきたよ。なんでヨーロッパで日本語なんだよ)
みたいによぎってしまってモチベは一向にあがらない。


出し尽くした後の、言わば、「無」を実感させられる感覚を、今回、はじめて味わってるわけだが、正直、「ソラからの彼女」の「フランパート」に関しては、フランというキャラに愛着ある分、書いてはみたいと思うものの、よくあるスペースオペラになりそうなところが個人的に難色である。特に、現段階では「太陽の帝国」のファーストシーズンと似通ってしまっている構想なので、これはまだあたためる必要がありそうだ。

その点、「五代ハルカは忙しい」に関しては、自分としても、まだまだ描いてこなかった新境地だ。
そだなー。「007」と「Xファイル」がブレンドされた、純和風ストーリーな予定でーすᐠ( ¨̮ )ᐟ


これが、書き終わった頃、所謂、自分のなかにある「なんだこれは?!」はまじで無くなってしまうかもしれない。ただ、その場所まで行かないと見えない景色もあるだろう。まだまだ五回生。出し惜しみなんぞ言うのもおこがましい。


危ぶむなかれ、行けばわかるさ。今はそんな心境。とりあえず、先ずは「月が綺麗」のRecに全集中だ!