スペインをイメージするものは幾つもありますが、
ビゼーのカルメンの中でも、
スペインらしさとして象徴的に描かれているのが
【オレンジ】(ナランハ)です。
オレンジはインド原産で、中東・アフリカを経由して
イベリア半島にもたらされ、
今やヴァレンシアの名産になりました。
アラブ文化が色濃く残るアンダルシアでは、
砂漠のオアシスであったパティオとオレンジの木
という風景をそこかしこに見かけます。
その多くは苦くて食べるのには適さず
飴屋さんで飴になるくらいですが、
実はアンダルシア産の甘口系ヘネロソ(強化ワイン)にも
付け込まれて飲まれてきました。
そんな
【ヴィノ・デ・ナランハ】
で有名なのが、
観光ではなかなか行かないウエルバ。
ウエルバはコロンブスが最初に船出した
パロス港がある田舎町。
1492年、レコンキスタが終了し
航海の許可を得たコロンブスが積んでいった中にも、
このヴィノ・デ・ナランハがあったとか…
生産者の話では、
このヴィノのおかげで壊血病が少なかったそうですが…
まぁ真相は解りませんが、
とても美味しいリキュール系ワインです( ´ ▽ ` )ノ
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ペドロ・ヒメネス種葡萄
サレマ種葡萄
苦オレンジ
1年漬込+約5年ソレラ熟成
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Sherry Museumでお待ちしています!!