sherry

シェリー好きで有名なディケンズとも親交があった
英国にの画家
「ウィリアム・パウエル・フリス」
William Powell Frith

が描いた画に

【Sherry Sir?】
シェリーは如何?

というのがあります。

この絵が描かれたのは1853年。

1851年にはロンドンで初の万国博覧会が開催され、
1852年にはフリスの友人ディケンズは作品
【荒涼館】の中で
「年代物のシェリーがなによりも好物だ」と、

1853年にはスペイン人のウージェニーが
フランスのナポレオン三世と結婚。
1853年の英国ではブレンデッド・ウイスキーが誕生。
日本には黒船が来航した…

そんな時代でした。

そんな彼の絵を自社のブランドマークに使ったのが
「ウィリアム・ハンバート社」
Williams & Humbert


当時ウィズダム&ウォルター社に働いていた
アレキサンダー・ウィリアムは同社の紹介で
アーサー・ハンバートの娘アミー・ハンバートと結婚。
「ウィリアム・ハンバート社」として事業を開始した。

初めは他社からシェリーを購入することで事業を始めたが、
翌年、すぐに
【パンド・アモンティリャード】
Pando Amontillado
が評判となった。
(現在はフィノ)

その後の1906年(文献によっては1902,1908)、
同社を一躍有名にする
【ドライ・サック】
Dry Sack

が誕生!

1918年には、喫煙との相性の良さをアピールした広告で有名になり、
20世紀中頃には世界的に有名なボデガとなった。

同社のラベルや名称には
ドライ・サックの「サック」を始め、
「ア・ウインターズ・テール」や
「アズ・ユー・ライク・イット」の他、
日記作家のSピープスのシェリーの台詞を載せるなど、
英国とシェリーとの関わりを様々な面で表現し、
シェリー文化の価値を高める役割も果たしている。

sherry

この人形は上記の絵を元に英国で販売促進用に造られたもの。

Sherry Museumで観る事が出来ます。