老後の海外移住 | あれこれかってにゆうたろ

あれこれかってにゆうたろ

何の変哲も無い日常で思うこと、感じた事、旅の事など独り言を好き勝手に書き綴る。

アメーバのニュースで定年後の海外移住が100万円でできるとの記事。
コストのかかる日本を離れ物価の安い国で老後を楽しむ方法という内容だ。
100万円とはフィリピン政府がリタイヤメントビザを発行するための条件としてあげている物であるが
たしかにフィリピンは物価は安いだろう。しかし、医療、治安、生活全般も現地のレベルにして初めて
物価が安く生活できるのであって、日本の医療技術をフィリピンで受けることは不可能である。
それに治安を考えればいわゆる豪邸地区にセキュリティも整えた上で暮らす必要があり、それなりにコストはかかる。
なにより日本の医療サービスを日本の保険制度で安価に受けれるほどの恵まれた国はないのだ。
それに税金が恐ろしく安いのも日本の特徴である。

世界で最も国民の満足度が高いといわれている国、フィンランドの消費税は23%。
同じく国民の満足度が高いスウェーデンは25%。
これはすべて医療福祉に回されているのでこのような数字になっている。
そのおかげで国民は老後はお金の心配もなく普通の生活ができなにかあれば医療サービスも受けれるという国のシステムがあるのでみんな満足しているのだ。
日本人気質はまじめでこつこつ節約貯蓄型である。
きわめて北欧人に似ている。
なので北欧のシステムを取り入れたら間違いなく国民の国に対する満足度が高い国になるだろう。
老後を第三国で暮らすこともいいかもしれないが、そんなことを考えなくとも日本国内でもリタイヤに適した
リゾート地を沖縄の島あたりに作っていくことを政府が考えたほうがいいと思われる。

私はアメリカ合衆国に住んでおり、老後のことは正直まだ何も考えていないが
サンアントニオで知り合った多くの年配の日本人女性にあうと望郷の念に駆られている人も少なくない。
私も少なくとも日本というすばらしい故郷を想う気持ちは間違いなくあるし、年をとればその気持ちは大きくなるのかもしれない。
日本政府および国民がもっと総合的に国の将来をまじめに考え、総合医療福祉設備もあるリタイヤメントアイランドなりをコーディネートして老後も住みやすい環境を整えるべきだと思う。