『 書く書くしかじか 』 by 清水恵 | インテリア書道の専門店 & ギャラリー キャレモジ

インテリア書道の専門店 & ギャラリー キャレモジ

明治神宮前のギャラリーでは、インテリア書道・墨アートの作品販売のほか、額装(表装)も承っております。

ノートに書く

 

 ときどきですが、高校時代、各教科のノー

トを書き貯める日々だったのを思い出します。

 今はかなり事情が変わりましたよ。パソコ

ンに打ちこんだ方がファイル化しやすくて。

 ですがつい先日、銀行で受付の待ち時間に

雑誌をパラパラめくっていたら、脳科学者、

茂木健一郎さんの文章がありましてね。

茂木さん曰く「紙のノートは最強テクノロ

ジー」だとおっしゃるのですよ。

「えー? 紙のノートがいいの?」

そう思いつつも読み進めるほどに納得の私。

 アナログノートに書きつけることは脳の思

考運動であると茂木さんの言葉はつづきます。

なぜなら、脳の構造は情報を一度外に出し

てみないと無意識の中に潜在している事柄に

気づかないようになっているというのです。

ノートに書くことは自身との対話。その時、

密度の濃い「ループ(輪)」ができるそうで、

考えがまとまらない、アイデアが出てこない

場合は「ノートに書く」のがいちばんだと。

 脳ってやっぱり、身体の一部なんですね。