4 卵管造影検査って痛いのね
-検査4回目 卵管造影検査(妻)-
顕微授精(ICSI)でしか妊娠の可能性がないという事になったので、卵管は必要ないのですが、一応不妊検査の一環として、卵管が通っているかどうかを子宮卵管造影検査で調べてみる事になりました。
ちなみに顕微授精(ICSI)の場合には卵巣に針をさして直接卵子を吸い出してしまうので、卵管が両方とも詰まっていても大丈夫です。
私も卵管が通っているかどうか知りたい気持ちがありますので、子宮卵管造影検査の必要性については特に何も質問しないで検査の日を迎えました。
子宮卵管造影検査については何故か体験談も読まずに臨んだので、場合によっては強い痛みがあるとはよく認識できていないままでした。
クリニックからは事前に「卵管造影検査を受けられる方へ」という説明書をいただいていました。
そして、軽い気持で検査に向かいました。
「卵管造影検査を受けられる方へ」という説明書によると、検査日当日は飲食がダメで、検査の時間の30分前に痛み止めの座薬を膣に入れてクリニックに行く事になっていました。
家からクリニックまでは車で20分なので、30分前に座薬を入れるのは簡単ですが、もっと遠い方はどうされるのかしら?と思いました。
予約は取れていましたが、子宮卵管造影検査当日は生理の最終日位で、どの程度の出血なら検査が受けられるか、まずは内診をしていただいて出血の程度をチェックしていただく事になっていました。
今日はチェックだけだからなのか、院長先生ではなく、初めて別の場所から呼ばれて、別の先生にチェックしていただいて、OKが出ました。
子宮卵管造影の検査は、まず子宮の入口から造影剤というオイルっぽい液体を入れられるように子宮の入り口に器具をセットします。
そして、私のクリニックでは、内診室でセットした器具が、足の間にジャラジャラとぶら下がった状態、分かり易く言うと、映画、シザーハンズの両手を足の間からじゃらじゃらとぶら下げた、大変歩きにくい状態のまま、混み合った待合室を通り抜けて、普段は行かない別のお部屋のベットの上まで移動する必要がありましたので、事前にロングスカートを履いて来るようにという説明がありました。
病院デビューの日に最後だと思ったロングスカートは、検査4回目にしてまた活躍していました。
別のお部屋でベットの上に横になると、子宮にセットした器具と、造影剤を注入するための入口とが繋がれました。
準備が整ったので、レントゲンを撮影する時みたいに、広いお部屋に1人残されて、看護士さん方は全員、隣のお部屋に移動して行きました。
その時、1人の看護師さんから、
「痛かったら手を上げて合図して下さいね。窓のところから見てますから」
と言われました。
そのお言葉と、確か、事前にいただいた、子宮卵管造影検査の説明の紙に、検査時間は5分と書いてあった事から、それなら大丈夫そうと安心出来ました。
横になってからどの位時間が経ったのか、全然時間は経っていないのか、いつ検査が始まったのか、まだ始まっていないのかも全く分からないで横になっていました。
そのうちに、何だかおへその3cm下あたりが、右から左にむずむずっと何かが走ったような走らなかったような気がしてきました。
これは造影剤が通っている証拠だわ! と思ったり、いいえ、真ん中から左右の方向にならともかく、造影剤がおへその右から左に走るなんておかしいから、これは造影剤の影響ではないわと考えているうちに、段々とお腹が痛くなって来ました。
痛くてもまだ我慢できる程度でしたので、心の中で、検査時間は全部で5分なのだからまだ大丈夫、もし痛くなってからとしても既に少なくとも2分は経過したはずだから、もう少し、あと3分我慢すれば終るはずと、自分で自分を励ましながら、窓の方の看護士さんの方は見ないでそのまま横たわっていました。
数までは数えませんでしたが、明らかに3分は経過したと思われる頃には、もう我慢できない! 限界! という痛さにまでなっていました。
それでもあと30秒我慢してから手を上げて合図をしようと思ってそのまま下を向いたままでいてから、ついに手を上げようと、顔を上げて、隣のお部屋の小窓の方向を見てみました。
すると、先ほど手を上げて合図して下さい、見てますからとおっしゃったはずの看護士さんは、確かに小窓からお顔が見える場所に壁にもたれて立っていらっしゃるのが見えましたが、こちらは向いていませんでした。
こちらは見ないで、隣のお部屋の斜め下の方向をずっと見ていました。
その位置にモニターがあるのでしょうか。
もう痛さは限界だったので、こちらを見ていてもらえなかった事や、手を上げて止めて貰えない事が分かったショックが大きかったのですが、そこでふと別の事を考えました。
こんなに痛いのだから、卵管が片方か、それとも両方とも詰まっているのでしょう。
確か、不妊治療の説明会で、先生が、子宮卵管造影の検査で、造影剤が卵管を通って、多少の詰まりを治すというようなお話をされていたのではなかったかしら。
この痛みに耐えれば、今詰まっているのが治るかもしれない。
それならもう少し我慢してみよう。
もうとっくの昔に5分は経っているとは思いましたが、説明書によれば、子宮卵管造影の検査時間は5分間という短い時間なのですからと。
検査を受けているベットには何故か向こう側、足の向こう側に足を踏ん張れる場所がありました。
浅い箱みたいになっていたのでしょうか。
耐え難い痛みで両足を何かに思いっきり突っ張って、ただただひたすら検査時間が過ぎ去るのを、痛みが終わるのを待っていると、ようやくお隣のお部屋から、どどどどっと看護士さん方が入っていらっしゃいました。
看護師さん方は私が顔をゆがめて両足を突っ張っているのを知ると、まぁ大変! とばかりに、やさしく4人がかりで器具を外したり、突っ張って自分では膝を曲げられなくなっていた足を曲げたり、起き上がる準備を手伝って下さって、最後にはロングスカートを降ろしていただきました。
生理の最終日だったので、出血もしていてとても驚かれました。
私はもう何を聞く元気もなくて、支度が済むと検査のお部屋を後にして、ぎゅ~ぎゅ~詰めの待合室に戻りました。
しばらくすると、卵管造影検査だけだったからか、いつもとは違う、初めての女医さんのお部屋から呼ばれました。
女医さんは初対面でいきなり、
「右は筋腫の為通らず、左も通りにくかったみたいです」
とだけおっしゃって、終わりでした。
呆然としながら、お部屋を出て待合室に戻ると、お会計を待ってクリニックを出ました。
このつらい検査の後に、たまたま父のお仕事を手伝う約束をしていて、夜までみっちり拘束されて、検査でつらかった事もさすがに父には言えなかったのでつらかったです。
でも、フルタイムでお仕事されている方の場合なら、いつもそんな感じになるんですね。
痛みに弱い私にとっては、子宮卵管造影検査は今思い出してもつらい検査でした。
でも、これで両方詰まっていた卵管が、片方だけでも細~く通ったのなら痛みに耐えて良かったと思うしかありません。
子宮は体の真中にあって、左だけがかなり細~く通っていたレントゲン写真の記憶を胸に、夜遅く家に帰ってから、初めてネットで子宮卵管造影検査について調べてみました。
子宮卵管造影検査の体験記だけ検索していくつも読んでみると、卵管が詰まっていない方の場合には全く何の痛みもなく検査が終わりますが、卵管が詰まっている方の中には、激痛で気絶した方までいらっしゃる事が分かりました。
気絶した方がいてもおかしくない検査だったと納得しました。
事前に知っていたら怖くて受けられなかったかもしれません。
そういえば、私のクリニックでは子宮卵管造影時の痛みを軽減する為に、造影剤を出来るだけゆっくり投入するようにしていますという説明が、こうのとり学級の時にあった事を、体験談を沢山読んだ後に思い出しました。
それで、私の場合は痛みは強くても気絶まではしないで済んだのかもしれません。
事前に痛みに対する不安が大きいと、実際には卵管が両方とも通っているのに、子宮卵管造影検査時に、卵管がぎゅっと閉じてしまって通らず、卵管が両方とも入り口付近で閉塞しているという結果が出る事もあるそうです。
そういう体験談を読むと、私の場合には事前に痛みについての恐怖心がなくて、自分で卵管を閉じてしまう事はなくて良かったと思いました。
子宮卵管造影検査を受けて、卵管が両方とも詰まっていると診断されたとしても、必ずしもそうではないなら、それだけで急いで体外受精に進んだり、自然妊娠の可能性をあきらめてしまったりしないようにしないといけないわ~と思います。
それに、卵管が閉塞していても、妊娠する可能性はあるそうです。
実際にそういう例があるんですね。
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