気仙沼コンサート | Azuza Diary♪

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川崎市梶が谷の五感をそだてる「音の教室カリヨン」を主宰している平松あずさのブログです。

前回のつづきです。


到着した翌日の朝、10:15~葦の芽幼稚園、葦の芽星谷幼稚園の両園合同で
コンサートを行いました。
葦の芽星谷は海が見える幼稚園で、地震があってから約40分後に来た津波で
全壊してしまいました。
子どもたちを全員避難させ、最後に先生が戸締りをしたところで津波が到達した
そうです。水につかった先生もいらしたようですが、みなさんなんとか避難し
無事だったそうです。

寄付金で建て直した幼稚園は芝生が美しいきれいなきれいな幼稚園になって
いました。

立派なグランドピアノやスクリーンもありました。

夏休みだったので預かりの園児のみんなとコンサートのために来てくれた園児たち。
約130名も集まってくれました。


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1曲目のさんぽから大合唱!!

ほんとに楽しそうでした。みんな元気いっぱいでした。私も嬉しかった!!


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終わってから花束と手作りの手紙をプレゼントしてくれました。


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きれいな園舎の前で。


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先生方ありがとうございました。


6月に川崎で行った

「パパもいっしょ親子チャリティコンサート」で出た収益金、
\80,000を全壊した葦の芽星谷幼稚園に寄付させていただきました。
それからカリヨンCDもプレゼント。

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みなさんありがとうございます。
また来年もやりますよ。


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2日目。この日は10:30~愛耕幼稚園で行いました。
キリスト教の小さな幼稚園です。
こちらも夏季保育中でいつもは30名くらいしかいないとのことで、
先生方はお客さんが少ないとどうしようかと心配してくださっていましたが、
チラシを配ったり、新聞に掲載されたのもあって結局100人以上の方が
きてくださいました。


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表にはかわいい告知も。


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親子の姿がたくさんみられました。


6月にチャリティコンサートを行った同じプログラムをもっていきました。
「でんしゃにのって」をテーマにした内容で、電車からいろんなお客さんが

おりてきます。

子どもたちがわくわくするお客さんが大勢おりてきました。

中に「ハート」が降りてきて、「しあわせ」という歌を歌うところがありました。

この「しあわせ」はとてもすてきな歌詞で、きよみ先生が

「絶対に気仙沼で歌ってほしい」と教えてくれた曲です。

「どんなときにしあわせ?」

「ともだちができた」とか「そらがはれた」とか。

「おかあさん」とか「おとうさん」とか。


とっても身近にしあわせはあって、いつもは気づかないけれど、
毎日が同じように繰り返されることがしあわせなんだと気づかせて
くれる歌です。

この歌を歌ったら泣いていた先生がいて、私も泣きそうになってしまいました。

あとで話を聞いたら、震災後の夏に自分のお子さんがこの歌を歌ったそうで
そのときのことを思い出したそうです。


コンサートが終わって園長先生とお話をしましたが、やっぱりこういう震災など
を受けたとき、一番に救われたのは「音楽や歌」であったそうです。
みんながひとつになることができたり、励まされたり。
音楽の力は偉大です。



どこへ行っても子どもたちはとても元気でパワーに溢れているように見えます。
復興への道のりもまだまだだけれど、力を合わせて乗り越えていこうという力が

見えて、すごいなあと思いました。


帰るときにみんな、「また来てね」「また来てね」と手を振ってくれました。

きっとまた来るね。みんなも元気でね。



気仙沼のケーブルテレビも来てくれて、今日(6日)のニュースでその模様が
流れるそうです。
ありがとうございます。


カリヨンのみんなの話もしましたよ。
だから夏休み明けのレッスンでみんなにも話たいと思います。
いつかみんなと演奏に行けたりしたらいいね。


私ができること、カリヨンができることは小さいけれど、続けていくことが大切だと

思うし、思っているだけじゃ伝わらないことがたくさんあると思います。



みなさんの力で実現した今回の公演。たくさんのエネルギーをもらいました。
これからの私に、カリヨンに生かしていきたいと思います。


あと私がもう2、3人いたらいいのになと思うのでした。。