『フリクションボールペンを履歴書に使ってはいけない本当の理由』
どうも橋谷です。
11月は、暖かいですね。電車の中、冷房が入っていたりしました。11月なのに・・・。
で、今日の話題です。
フリクションボールペンって、ご存知ですか?
今大人気の、こすると消えるボールペンです。
実物持っていないので、画像貼ってみました。黒だけでなく、いろいろな色があります。蛍光のマーカーもあります。
こすれば消えるので、書き直しが出来るボールペンとして大人気なので、間違えたら書き直さなくてはいけない履歴書にフリクションボールペンを使っている人が、ときどきいます。
しかも、使ってはいけないことを知らないキャリアコンサルタントで、書き直しが出来るからと勧める人がいるのも困ったものです。
絶対に履歴書を書くのに使ってはいけません。使っている人は、今すぐやめましょう。
フリクションボールペンの本体にも、メーカーのホームページにも、ちゃんと使ってはいけない旨の注意書きがしてあります。
証書類・宛名書きには使用できません。履歴書は、証書類に含まれます。
60℃以上になる場所に放置しないで下さい。インキが無色になります。
-10℃前後になると消去した筆跡が戻る場合があります。
感熱紙など紙の種類によっては、消去に不向きな場合があります。
直射日光の当たる場所に放置しないで下さい。
ここまで読んで、わからない人は、次の事例を読んでみましょう。
応募書類持参で、面接に行った人がいました。
持参した応募書類を、担当者に渡したら、担当者は面接に来た人を待たせて、コピーをとりました。
すると、履歴書が白紙になってしまいました。
担当者から白紙の履歴書を見せられてびっくり。
履歴書が消えてしまったので、面接を受けられずに帰ってきました。
これ、ワタシがほかのキャリアコンサルタントの人に聞いた話です。この人は知らなかったんですね。
答えは、「フリクションボールペンを使って書いたから。」です。
フリクションボールペンは、摩擦の熱で消えるインクを使っています。熱で消えるインクなので、コピーを取ったらコピー機のライトの熱で消えます。
注意書きに、こう書いてありましたよね。「60℃以上になる場所に放置しないで下さい。インキが無色になります。」
消えてしまったものは、冷やせば元に戻るので冷蔵庫に入れればでてきます。ただし、間違って書いたものも全部でてきます。完成状態を復元することは出来ません。
応募書類は、担当者は必ずコピーをとります。だから絶対にフリクションボールペンは、履歴書を書くのに使ってはいけないのです。
最後にもう一度書きます。
絶対に履歴書を書くのに使ってはいけません。使っている人は、今すぐやめましょう。