個人的に本屋が大好きなんです。
小さいころ、休みになると親に本屋に連れて行ってもらって、朝から晩までずーっと立ち読みしたりしてすごしていました。だったら図書館でもいいじゃん、という気もするのですが、実際親にもそういわれていましたが、でもやっぱり本屋なんですよ。

まず、本屋は色とりどりで、見た目に楽しいんです。あとはやっぱり雰囲気でしょうか。みんな楽しそうに読んでる気がするんですよね。あとはいるだけで頭がよくなる気がしたり、って私だけでしょうか。

こんな本屋好きな私ですが、唯一本屋で不満があるとしたら、トイレが狭かったり汚かったり、あまつさえトイレ自体がないところがあることです。もちろん例外的なところはありますけど、本屋ってそういうところはあまり力入れてないですよね。

本を読んでいると、なんとなくトイレに行きたくなるので、やっぱり本屋とトイレは切っても切り離せない関係だなぁ、と昔から思っていたら、やっぱりこの2つには相関関係があるようなのです。
それが、青木まり子現象 です。とりあえず簡単に説明すると、本を読むとトイレ(特に大きいほう)に行きたくなるのは、インクの匂いが便意をもよおすなど、ちゃんと理由がある、ということだそうです。

こういうのって面白いなぁ、と思うのは、名前がつくと広まりやすいってことなんですよね。「昨日本屋でトイレに行きたくなってさぁ~」「あ、青木まり子現象だね」なんて会話は結構されていそうです。

そういう意味では、エコノミークラス症候群はその典型でしょうね。
エコノミークラス症候群とは、長い間座っていると、気分が悪くなるといった現象が起こることなんです。日本ではサッカーの高原選手がこれになったことがマスコミに大きく取り上げられてから一般化したような印象があります。で、医学用語ではこれを肺塞栓症といいます。

でも、肺塞栓症、ではあまり一般に普及しそうにないですよね。「昨日肺塞栓症になっちゃってさ~」「へぇ」なんて会話で終わってしまいそうです。もしくは、「え、それって重病なの?」なんてことも言われそうです。そういう意味では、医療用語を普及させようと思うと、一般に普及しやすいような名前の別名をつける、というのが重要っぽいです。

で、狂牛病です。これは失敗例だと思うんですよねぇ。この言葉は行きすぎだと思うんですよ。実際に狂牛病が話題になっていたころにはそういう話も出ていましたが、その言葉が持つ必要以上の恐怖感が一般に浸透しすぎなんじゃないか、と。でも、正式名称の牛海綿状脳症ってのも分かりにくいですよね…。こういうときに適切な名前がつけられるセンスを持っている人が大変うらやましいです。

[追記]青木まり子現象とは
意外にリンク先が説明不十分な気がしたので、思い出しながら書いてみます。
青木まり子現象とは、青木まり子さんという方が、雑誌に、本屋に行くと便意を催す、という内容の投稿をされたことからこの名前がついています。つまりは、立ち読みをすることでリラックスし、また、本に集中することで視野が狭まりトイレにいるのと似ているため、便意をもよおすということを指します。あとはインクの匂いも刺激になるという話だったような気がします。
先週のR25というフリーペーパーには、現在結婚されたけれど青木さんと結婚されたので性が変わっていない、ということがかかれてました。へぇ~。