一般整備-トヨタ 再販ランクル(GRJ76K) ギアオイル他、交換 | フリークのブログ

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再販されたランクル70系の、
ギアオイル関係、総取り替えの交換をご依頼頂きました。

新居浜市からのご来店です。



 
殆ど新車に近い状態のランクルです。





今回使用するギアオイルは、
WAKO’S RG7590LSD です。

一般車両から競技車両まで、幅広く対応できるスペシャルオイルです。


 

 
ギアオイルの汚れ具合を把握したいので、
写真の様に、廃油受けの上に白い容器を用意し、
そこに排出したギアオイルを溜めてみます。


 


作業は前から行いました。

まずはフロントデフオイル。


 

 
抜いてみて、「うわ!綺麗!! (^^;) 」
と思ったフロントデフオイル。

少しばかり色は濃いくなっていますが、
非常に綺麗で、まだ透明に近い状態です。

フロントデフは使用頻度が低いので、
オイルも劣化し難いものと思われます。




 
とは言え、ドレンプラグの磁石には、
それなりに鉄粉が付着していました。




 
排出したオイルがこちらです。





続いては、ミッションオイル。


 

 
排出されるオイルの色が既に透明ではなくなっています。





 
排出されたオイルはこちら。





 
少し鉄粉が混じっている様です。
受け皿の底に、少し、キラキラした小さな物が残っています。


 


 
続いて、トランスファーオイル。





ドレンプラグには、少し小さめの磁石が装着されています。
フロントデフのドレンプラグよりも、多くの鉄粉付着が見られます。

ただ、磁石の形状から察するに、
あまり鉄粉が発生する機関ではないのでしょう。




 
排出されたオイルがこちら。
明らかに濁っています。
透明度は無く、土色になっています。




 

そして最後に、リアデフオイルです。





ドレンプラグを外してみてびっくり!!
物凄い量の鉄粉が、ドレンの磁石に付着しています。
付着量も飽和状態!?
ここに吸着しきれなかった鉄粉は、デフオイルの中にたくさん残っているはず・・・。




 
鉄粉を綺麗に拭いました。
いかに鉄粉の付着量が多かったかが分かって頂けると思います。




 
そして、
排出されたオイルがこちら。

まさか、走行3,000kmちょっとでここまで汚れているとは・・・。




 
リアデフオイルを廃油タンクに流し込んでも、
容器の底に残っているすごく細かい鉄粉が、
筋となってゆっくりと流れていっています。

かなり鉄粉が出るんですね(^^;)
オイルの黒ずみも、この真っ黒い鉄粉が混じっての事でしょう。

新車でおろされて半年、走行距離 3,100kmの状態がこれです。

使用頻度の低いフロントデフは、しばらく交換する必要は無いと思いますが、
特にリアデフに関しては、次回車検でも交換してみた方がいいかも知れませんね。



今回のトラブル修理では、上記内容も含め以下の作業を行っております。


 ・フロントデフオイル交換
 ・ミッションオイル交換
 ・トランスファーオイル交換
 ・リアデフオイル交換


今回の修理ご請求額は、 ¥ 27,590- となっております。


ご用命、ありがとうございました<(_ _)>


 
 <参考データ:車両走行距離  3,100km>

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