10ケ月続けた結果。(その1) | caqu-caqu日記

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おじいちゃん、おばあちゃんのタンスを覗くと、昔の洋服って本当によくできているし、いいもの持ってるなぁ、と思った事はありませんか?
サキュウは、自分の子供や孫から同じように感じてもらえるような洋服作りを目指して、日々がんばっています。

ワタクシ、昨年の12月からランニングしております。
(私らの世代にはジョギングと言った方が通りがいいかもですね。)

私は運動で長続きしたことなど、人生で一度たりともありません。(キリッ)
ありませんから、三日坊主じゃ恥ずかしいので、続いたらブログに書こうと思ってました。


なにせ運動会ではビリかブービーが万年定位置だった私ですから、
根っからの運動嫌い。
運動会の1週間前から、てるてる坊主を逆さに吊すくらい嫌い。

そんな私がなんで走ろうかと思ったのか。


きっかけは一昨年。

妻に誘われて、山形の出羽三山、羽黒山に行った時のこと。
山伏の修行場として、山頂には世界遺産級の立派な神社がございます。

本殿のすぐ近くまで車で行けるものの、ミシュランガイドにも載ったという
江戸時代に作られた石段の古道を登っていこうという事になったのです。


杉並木のトンネルに囲まれた階段が2kmほど続く、一般人の所要時間
1時間弱の参道。

少し心配になったものの、お年寄りもすいすい登山道(?)に入って
行くので、登る事にしたのです。


上り始めて間もなくの国宝5重の塔までは比較的なだらかで楽勝。

杉並木の風情を感じられたのはここまでで、ここから壁のような角度の
石段が続く。

余裕だったのは最初の100mまで。
次の100mで息が上がり、さらに100mでクラクラし始め、
ヒザが震え始める。

そのヒザを見て、まだピンピンしている妻から、生まれたての
シカみたいと、「バンビ」呼ばわりされるありさまだ。

50mごとに休憩する。

じいさんに抜かれる。
ばあさんにも抜かれる。

もはや男がすたるとか、言ってる場合ではないのである。
軽く命の危険を感じながら中間地点の茶屋に着く。

引き返したいが、ここは中間地点だ。
下りはもっときつい。

死にそうになりながら登り切った。
普通の大人なら所要1時間を1時間半近くかかった。

これもひとえに、20年以上の運動不足が招いた事態である。
このまんまじゃ、じいさんになったら確実に歩けなくなる。

運動せねば。

と思ったものの、忙しいとか疲れてるとか、適当に理由をつけてしなかったのです。

だって運動嫌いなんだもん。


しかし翌年、悪夢が再来したのでした。


続く



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