赤裸々戦記① | 一撃 キャプテン渡辺のブログ

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赤裸々に語ろう。


先日の話である。私は普通の38歳の人ならば、自分の縄張りを主張するかの如く、歩きながらジョボジョボ小便漏らすであろう程に、お金がなかった。私だから何とか耐えれたようなもんだ。その日10時前くらいに目覚めた私は、とりあえず銀行に900円入っている事を思い出し、それを下ろしに行ったのです(本当に末期だな…)。

で、駅前の銀行に向かって、ジョボジョボ小便を漏らしながら歩いていると(結局漏らしてんじゃねえか)、同じ事務所の先輩芸人である、メインストリートの濱田さんに遭遇した。濱田さんはスロッターであり、この時間にこの辺をうろついているという事は、つまりはそういう事に違いない。

案の定、問いただすと今から打ちに行くところだと言う。(捕獲したぞ…。)私は思った。今から打ちに行くという事は、イコールお金があるという事だ。つまり、後輩である私にはお金を借りる権利が発生する。「今、金無いね~ん。」という言い訳は、この状況では通らない。

だが、さっそく交渉すると、思いのほか交渉が難航するではないか。「おいおい、全盛期の福留か!!」と私は思った(プロ野球の契約更改でよくゴネてた)。何を濱田さんはゴネているのだろう。まあ、福留はお金を貰う側なんですけどね(笑)。結局交渉の末、私が越年も辞さない覚悟を見せると、ようやく1万貸してくれた。

「貸すけど、そのかわりこの1万は打てよ。」と、濱田さんが言う。実にスロッターらしいセリフだ。ただ、言われるまでもなく、私は濱田さんがこのセリフを言い終える前に、既にルパンのシマに向かって走りかけていた。今日勝負が出来るとは思っていなかったので、テンションが上がる。やはり持つべきものは、ギャンブラーの先輩である。

で、ルンルン言いながらルパンを打つ私。もちろん、こんな1万なんかで当たる事はほぼないだろうが、そもそもこれはラッキーで打てているのだから、問題ない(金を貰ったとでも思ってんのか・笑)。幸い、1000円で20回くらい回る。200回転回せれば、何事かあってもおかしくはない。

1万しかない時とかは、逆に気楽だったりするんですよね。何故なら、どう転んでもそれ以上負ける事はないからだ。あればあるだけ使う私のようなモンスターには、これくらいがベストなのかもしれん。久しぶりにリラックスして打てている(何を言ってるの?)。負けて元々だし。

この時にはまだ、昼前に帰る自分が容易に想像出来ていた。



つづく




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