All I Can Do Is Write About It ...

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2016年12月25日

本読みの年末の告白

テーマ:本読み

 

今年手をつけた本は少なく、読み通した本となるとさらに少ないはずである。そもそも青年の部B(あえて中高年とはいわない)の進展と共に目が弱り、根気がなくなり、よけいな出費にけちけちするようになり、さらにいうならば本を置くスペースも惜しいという有様。その一方で新しい電子ガジェットには次々と手を出すのでとても本にまで時間と体力を通やしているひまはないのである。

 この一年に買った電子ガジェット・PCのたぐいは・・・いやその話はまた別途。

 

本はすいぶんと読んでいないような気もしたのだが、前回読んだ記録を見ると先月ボブディランの伝記やら重力波の話やらあれやこれやなにやら読んでいるようだから、そんなに全く読んでいないというわけでもない。ではなんで読んでいないような感覚があったのだろうかと考えてみると、おそらくは紙の本でなくて電子書籍で読むことが増えたせいではないかと思われた。確かに電子書籍はモニターの表面に現れるテキストをなぞっていくだけである一方、紙の本がまず本という物体を入手して、本の存在を肌身で感じ、ものとしての所有欲を満たし、手でページをめくって行きつ戻りつしては五感に訴えかけてくるものがたくさんある。

 そのためかどうか知らないが、電子書籍を読んだ後はあまり頭に残っていないような気もして、電子書籍リーダーを駆使して電子的なメモやしおりや傍線をつける作業もしているのだけれど、読んでしまえばすべて電子空間の向こうに霧と散ってお終いのような感じがする。

 そうなのだ、この感覚、ネットで様々な記事やニュースやまとめネタに触れてその場では情報欲が満たされたような気がしても、次のページに遷移するとすべて胡散霧消して何も残らないような、あの感覚とよく似ている。

 これはネット記事に慣れ親しみすぎた私の感覚が堕落してしまっているためなのか、それともネット記事も電子書籍も初戦はモニターの表面だけのことであってとても人間が深く読書体験をはぐくむような資質要件に欠けているということなのだろうか。

 ともかくこのところ私にとって読書ということについては量的にも質的にもだいぶ満足度が低下していることは確かなのである。

 

 そこで今読んでいる本の一つだが、井上ひさしの『道元の冒険』である。だいぶ古い作品のようで、既に紙媒体は新本の販売はされていないため、またしても電子書籍で読むことになったのだ。

 読み始めて気付くところはいろいろあったのだけれど、まずは道元と現代の犯罪者が夢の中で入れ替わるという仕掛けである。

 日本における禅の聖祖道元と、夢の中で入れ替わるのはあろうことか、現代の変質犯罪者である。個の聖と俗、高尚と卑俗が入り交じる設定はいかにも井上ひさしだなあと思わせるが、この夢入れ替わりのプロットは、今をときめく映画『君の名は』の重要な要素である。ああ、あの流行映画はこんなところからネタをパクっていたのかな。

 

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2016年09月30日

雨ばかりの9月も今日で終わり

テーマ:ブログ

 

9月の終わりごろへ来てまた8月並みの暑さ復活。

また非常に蒸し暑い日が続いた。

一方今年はどこの店も秋冬物の出足が早く、私もつい急かされるように中綿入りベストを買ってしまった。まだ9月だというのに。

まあ、これを着こんで暮らす暖かな近未来を想像するのは楽しい。もっとも、冬が終わってみたら結局着なかったなんてこともありがちなのだけれど。

 

そんな蒸し暑いうえに霧雨のまとわりつく朝、仕事で大阪へ移動した。半袖の軽装で済むのはありがたいが、天気のせいか少し頭痛がするのは困った。だが翌朝の大阪の朝はすっきりと晴れてようやく秋らしい気温湿度で、見上げると銀杏の実もだいぶふくらんで黄色くなってきていた。

ただ午後は曇ってまた蒸し暑さが戻り汗だくで駅に移動し東京へ戻ることになった。

 

そんな9月も今日で終わり。今年は雨ばかりの9月だった。

明日から10月に入ると、こんどは転がるように年の瀬に向かって日が過ぎていくのだ。

 

 

 

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2016年08月13日

夏を下る

テーマ:ブログ
夏の夕日

今年もすでに8月の中盤。この夏は梅雨明けが遅かったせいか、本当に耐え難いような暑さのピークも短く、夏もすでに下り坂に入ってきたような気がします。
 
もっともこれは東日本の感想であって、西日本の方はもっと早くから、そして今もって充分に暑く、まだまだ夏まっただ中という感じなのでしょうが。
 
とはいえ、暑さの峠を越したようだとは言っても、まだまだ日のあるうちは暑くて、日に焼かれる街の中はソドムかゴモラかという辱暑のなかにあります。まあこんなことも夏の風情の一部なのかもしれません。おかげで夕方からの冷えた酒がうまいわけですから。
 
ああ、これが焼かれるほどのやっかいな業というわけではありますまいが。
 
     業深き都市の灼かれる夏陽かな

   


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2015年12月14日

年末

テーマ:天然生活
冬街灯

12月○日
忘年会だのクリスマスだの歳末セールだの駆け込み仕事だの、、、静かな年の瀬は夢のまた夢。

年の瀬にイルミネ並木と自撮り棒

12月○日
忘年会も第一弾が終了。今年はいつまでも暖かいと思っていたが、翌朝から急に冷え込んできた。

忘年会明けて霜踏み帰り道

12月○日
いつの頃からかどこもかしこもやたら並木や植え込みにイルミネーションを飾り付ける風習が広がっている。電気代は誰が払うのか。葉の落ちて冬眠する木々も迷惑ではないのか。
 
電飾に夜も眠れぬ冬木立

12月○日
手帳を繰り越した。私は1月始まりの手帳を使うので、繰り越しはいつもこの時期なのである。新しい手帳は気持ちがよいが、古い手帳を見返すとまあ今年もいろいろあったこと。あんなことあんな思いも手帳と共に閉じて新しい未来を向く。

ほろ苦き 思い歴史に 古手帳

12月○日
新しい手帳の真っ白なページに次々と予定や希望を書き込んでいくのは、未来をデザインすることである。

真っ白の 未来へ繰り越す 手帳かな



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2015年11月21日

秋終盤でもまだ暖かい日が続く

テーマ:秋探し
時雨のあと

この冬は暖冬の予想が出ていたが、確かに今のところ毎日暖かく時雨がちの日が多い。去年の今頃はもっと寒かった。寒いより暖かいのがいいのに決まっているが、暖冬の関東は降水量が増える傾向にあるので、また大雪に見舞われる冬がやってくるのかもしれない。

11月○日
はっきりしない時雨空が続いて、天気予報は当てにならない。雨間をぬっての外出でなんとか用事を片付ける。
  大根を時雨の合間に買いに行く

11月○日
だんだん冷えてくると思っていると、妙に暖かい日があったりする。この日は10月初旬並みの暖かさで日中は半袖で快適なほど。翌朝はまた冷え込んでいるのではあるけれど。
  小春日のあとに風邪ひく気の緩み

11月○日
酒は百慮を排す。うっとうしい気分を払ってくれる、はずなのだが、世の中の面倒ごとは百では済まない、こともあるかも。
  もめ事も飲んでまぎれぬ時雨空

11月○日
このところ雨の降る日が多い。切れの悪いはっきりしない天気が多いが、雨も雨後のしっとりした風情もまた好きだ。地面にへばりつく濡れ落ち葉は乾くまで放置決定。
  落ち葉かき今日は休みの時雨あと



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2015年11月15日

冬へ向かう

テーマ:秋探し
秋のベンチ


季節は行きつ戻りつしつつも確実に冬へと進んでいる。仕事や旅行であちこちに行くこともあるので、よけい季節の行ったり来たりを感じるようだ。

11月○日
秋も終盤はとにかく夜が長く、読書の秋といきたいが、本を読み始めるとすぐに眠くなって知らないうちに落ちていることばかり。
   本に伏しいつか寝落ちの長い夜

11月○日
秋から冬への移行期は朝夕と昼の温度差が大きく、何を着て良いものか迷う。出がけに着ていった厚い上着も気温体温の上昇と共に邪魔なものに。
   寒暖差朝霧晴れて上着脱ぐ

11月○日
凛と冷えた朝の空気に触れる日が増えてきた。どこかで火をたいて暖をとっているのだろうか朝の空気に炭やたき火のにおいがかすかに混じってきた。
   北風に炭の香混じり冬立ちぬ

11月○日
近くの沼地にも鴨の群れが飛来していた。草木が枯れて寒々とした岸辺もまたにぎやかになった。
   群鳥の渡り来たりて冬湖岸


11月○日
朝早い移動のために出かけた田舎のバス停は刈り取りの終わって静まった田んぼの中にポツンとあった。昇ってきた朝日が田んぼ一面の霜を照らし、きらきらとまぶしかった。
   霜光る田畑の前でバスを待つ


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2015年11月03日

私は何も考えなくはない

テーマ:ブログ
先日、新聞に「魂が風化する三分間」というコラムを見かけました。
どういうことかというと、たとえばカップラーメンはうまいが、
これを食う時にはどこか後ろめたい気持ちが伴うもので、
この何とも言えない、やましいような気分を魂の風化と呼ぶのだとか。

なるほどなあ、そう言われてみると、私などは魂の風化に
さらされる機会のなんと多いことか。
 
たとえば、PCやテレビの前でボーッと過ごすだけの私などは
自分で番組の意味を見いだすことばかりか
自分の欲求を見極めることすら忘れてしまっているような虚無感を
覚えることが確かにあります。
 
テレビの前で、あるいはPCの前でネットサーフィンして過ごすのは
安い快楽でもあるけれど、後ろめたくもあります。
 
ただ何かに身をゆだねていればこんなに楽なことはありません。
ネット通販のサイトなどは、大して疲れないウィンドウショッピングで
また、クリックさえすれば現実の商品を手元にまで届けてくれます。
そればかりか、私の好みや商品の購入傾向をしっかり学習して
次から次へと私の興味を引くような商品の提案までしてくれますから
用もないのにネット通販サイトを眺めることが
暇つぶしや娯楽になってしまっている人も多いらしいですね。
(私にもそのケがないとはいえません)
 
テレビやパソコンから流れてくる山のような情報に身をゆだね、
情報への反射的な行動で笑ったり怒ったり
何かを考えたような気分になったり、
実はそれって誰かの考えだったり欲望だったりを
自分の感情や判断であると勘違いしているだけだったり
しているだけのこともあるかもしれません。
  
モノも情報もあふれかえっているのに本当は何が欲しいのか
何がしたいのか分かっていないのかもしれません。
いつの間にかテレビやネット情報への反射的行動や衝動に
突き動かされるだけが、人間の存在のほとんどになってしまって
いるのかもしれません。 

こうなるとまさに個人個人は機械に使われるアホと化している
というか、知の担い手が個人から機械や市場の機構に
移ってしまっているわけで、こういうのを
身をもって知る「象徴的貧困」というのでしょうかね。
 
AmazonやituneStoreといった至れり尽くせりの
プラットフォームのサービスは
パソコンやスマホを通して流れ込んできます。
大画面テレビやパソコンに囲まれた生活は一見豊かですが
それは欲望刺激装置として、思考乗っ取り装置として
私たちを限りない貧しさに引きずり込んでいるのでは
ないでしょうか。 
その先に用意された私たちの未来は
本当にに豊かな世界なんでしょうか。

ちょっと暗澹たる気分になってしまいましたが、
象徴的貧困なんて言葉を使ったのでなんだか今日は
ちょっと真人間に戻るというか、
風化に逆らってタマシイを取り戻したような気分に
なりました。
 
この気分のまま今日は酒飲んで寝てしまおう。
 
 
 
 
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2015年10月29日

秋の日はつるべ落とし、秋から冬へも駆け足で季節が過ぎていく

テーマ:秋探し
秋の夕暮れ

10月○日
秋は夕暮れ。確かに秋の暮れ時というものは美しいもので、何気ない周囲の眺めを魔法のような光景に変えてしまう。だがそれもほんの一時。暮れ落ちる日と共にたちまち光は色を失い、すべては闇の中に没してしまう。
   浮雲に残照一時闇迫る

10月○日
秋の夜の空気というものは落ち着いて静寂があたりを支配する。静けさの中でひとり盃を傾けるのも良いが、古い友が集えば、昔の話で盛り上がり、たちまち笑いが静けさを打ち破る。これがまた良い。
  長き夜の静寂破る同窓会

10月○日
十月も後半となると、列島に雪の便りもちらほら聞こえてくる。私の行ったところは雪はまだだが、朝早い移動で使ったバス停の前は一面の畑で、日を浴びた霜がきらきらとまぶしかった。
  霜光を全身に浴びバスを待つ

10月○日
朝の冷え込みが本格化してきた。冷え込みと共に寝起きのからだがこわばり、古傷も痛む。それでもこの程度の寒さならまだ少し動けば体も温まり目も覚めてくる。
  朝寒に一駅歩いて血が巡る

10月○日
秋の夜長は灯下読書に親しむ、といきたいところだが、いつの間にやらこの世とも本の中とも違う世界に移動してしまっていることが多い。読書の秋より睡眠の秋。
  本に伏しいつか寝落ちの長い夜



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2015年10月17日

静けさと寂しさと、落ち着いた空気

テーマ:秋探し
コスモスの原

10月○日
丘の上に登ると風が好き勝手放題に吹き抜けている。夏は牧草地だが、秋はコスモスでいっぱいだ。風がやってきて通り過ぎてく道が見える。もちろん風自体は見えないし、どこから来てどこに行くのかも見えないのだけれど。
   風渡るコスモスの丘の中に立ち
     秋去り冬来る彼方眺める


10月○日
夜になるとやかましいほどの大音量であたりを包んだ虫の声も、秋が進み気温の低下と共にだいぶおとなしくなってきた。今は静寂の中にたまにぽつりと鳴く虫がいる程度。
   我包む虫の音いつか風となり

10月○日
日が暮れるのがはやく物寂しい秋の晩でも、盛り場に出かけ得る機会があると、一時寂しさを忘れることもできる。人嫌いで厄介な他人は避けて過ごしたいと思っていても、結局人間は人間から離れられない。
   ネオン街素見騒きの夜長かな

10月○日
郊外に出かけ朝早く無人駅から電車に乗る。田んぼの中にぽつんとある駅はひとけもまばらで、驚くほど静かだ。
   秋の田の氷雨に煙る静けさや

10月○日
秋晴れの日も多いが、周期的に雨が降る。雨も降るたびに冷えて季節を推し進めていくようだ。
雨の日は嫌いではないが、バス待ちの傘の列も待ち時間もいつもより長くなる。
  氷雨降り無言のバス列長くなる






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2015年10月10日

ますます秋が深まり空はいよいよ高く、夕は何者かに急き立てられる

テーマ:天然生活
秋空

10月○日
どんどん日が短くなる。午後にもたもたしているとあっという間に夕闇が迫って来る。のんびり買い物もいいのだが、急き立てられるように帰り道を急ぐ買い物客の群れ。
  秋の暮れ灯下菜を買い急ぎ足

10月○日
今年の中秋の名月は光量4割増しのスーパームーンだったとか言っていたが、特別意識してもいなかった。後日改めてネットで確認・・・ふん、PCの画面じゃ分からないな。
  名月も酒で忘れてYouTube

10月○日
涼しくなるとあっという間に、落ち葉の季節に突入しつつある。だがはらはらと舞い落ちる落ち葉に想いを巡らせてばかりもいられない。山のように降り積もる落ち葉との戦いの始まりである。
  風情とは云へど恨めし落ち葉掻く
 
10月○日
晴れた日の秋の夕暮れは美しいものだが、一時天地を満たした暮れ色もあっという間にモノトーンの闇に落ち込んでいく。秋のはかなさが人間をいっぱいにする。
  だいだいに暮れなずむ空窓染める

10月○日
窓を開けると工場にでもいるような虫の音の喧噪に包まれていたのもつい先日のこと。夜毎にだんだん音は減って、残った虫もしだいに静寂の中に吸い込まれていく。
  静けさへ溶ける虫の音秋深し

 





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