2017(平成29)年も2日になってしまいました。

2017年は酉年ですね。
酉年は12年に1度やってきますが、十二支中10番目で、
昔の方角を表す時には、西を。
時刻は午後6時を中心として午後5時~7時を。

「酉」は果実が熟れ過ぎた状態をあらわす文字で、みんなにわかりやすくするために、後に生き物で表して「酉年」は「鶏」で。
確かに「鶏」なら文字が読めなくても身近な動物で理解しやすかったでしょうね。

十干十二支(干支)、
2017(平成二十九)年は丁酉の年。
丁酉は、 「ひのととり 」とも「ていゆう」とも読みます。

十干十二支の組み合わせは60あるので、60年に1度回ってきます。
昔の暦は60年で一巡していきます。
還暦、一巡してくるので60歳ですね。
赤いちゃんちゃんこでお祝いしますが、赤子の赤になるということを表しているとも。


※十干(じっかん)…甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸
※十二支(じゅうにし)…子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥


十干で「丁」は4番目で、準備が整った年で、「丁」がつく年は、西暦だと末尾が「7」。

「丁酉」は「相克(そうこく)」といってあまり相性がよくない取り合わせだそうです。
準備が整っていて、熟れすぎているって、少しのずれのように感じますけれどね。


韓国時代劇好きの方だと、「丁酉再乱」とか「丁酉倭乱」とかお聞きになったことあるかもしれません。
李氏朝鮮14代王宣祖(ソンジョ)の頃、日本が攻めてきた「文禄慶長の役」のことを李氏朝鮮ではその時の暦の呼び方で「壬辰倭乱」「丁酉再乱(丁酉倭乱)」と呼びました。

1597年の「慶長の役」のほうが「丁酉再乱(丁酉倭乱)」です。
確かに1度講和がなされたのに決裂して再び戦になったのですからあまりいい年とは言えないかもしれませんね。
宣祖や光海君、李舜臣モノは、「宮廷女官キム尚宮」「王と女」「不滅の李舜臣」「ホジュン~宮廷医官への道」「ホジュン~伝説の心医」「火の女神ジョンイ」「王の顔」「懲毖録」などたくさん作られています。



さて
1月2日は書初めの日ですね。
若水を汲んで恵方に向かって詩歌を書く儀式が宮中で行われていたのが、江戸時代以降庶民にも広まったそうです。

今年のニュースでも、きっと「書初め」流れることでしょうね。
関西だと京都の北野の天神さん(北野天満宮)の映像がよく流れます。





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