イ・ミンギ君の「皇帝のために」見てきました

韓国映画「皇帝のために」を、元町４丁目の元町映画館で見てきました。
火曜日はレディースデーなので１１００円というのもあったと思いますが、ほとんどが女性。
昨日は先着で女性にミニコスメセットを配っていました。
ちなみに水曜はメンズデーで男性１１００円。
６０歳以上は証明書提示でいつでも１１００円。

１時間ほど早く着いたので整理券をもらってから、久しぶりに元町通りを６丁目方面（神戸駅方面）までぶらついてきました。

シャッターが下りてしまったお店もありましたが、懐かしいお店も頑張っていました。
お野菜やフルーツ安かったので思わず買いそうになったのですが、猛暑なので断念しました。
切り子グラスもバーゲンで安かったです。
でも、割れるとやばいし、こちらも買いませんでした＾＾；

毎年７月２８日（かな？）、元町夜市が行われているようで大きな垂れ幕や看板が立っていました。
夜店などのイベントが夜６時から行われるようです。
元町映画館でも、１日限りで夜７時から、アマチュアの短編が何本か無料で入れ替え自由で見られたようです。

暑かったので戻ってきて、さらに少し先の３丁目の甘味処、「二つ茶屋」の２階で「小倉白玉」（７００円）をいただいて汗を引かせました。
ちっちゃい頃からここの白玉大好きなのですが、うん十年ぶりに食べました（笑）
粒あん上品な甘さで、白玉ぎっしりです。
昔から量が控えめで、若い頃にはちょいと高めのお店だと思ってましたが、おばちゃんには、ちょうどよい量でした。

和菓子&喫茶二つ茶屋 - ようこそ神戸元町商店街ホームページ

１５分前に戻ってくるように言われたので元町映画館に。

「皇帝のために」、主演のイ・ミンギ君は２０１４年８月から入隊中ですし、最近はドラマには出ず映画ばかりだったので、この映画、またやくざ映画なのですが見に行きました。
R１８なので”よいこ”は見ることができません。

イ・ミンギ君、「美男<イケメン>バンド～キミに届けるピュアビート」「タルジャの春」などのソフトでナイーブな、そして少しやんちゃなかわいい面を消して、男くささと強さを出した作品だったと思います。

釜山（プサン）が舞台で、みんな訛っています。

もう１人の主演パク・ソンウンさんは「太王四神記」のモヒガン大男ですが、４０代になって渋さも増し、素敵になっていました。
２人とも細身とがっちり系の違いはありますが、背が高いので見栄えがします。

ヒロインはイ・テイムさん。
紅一点でとても美しいです。

「主君の太陽」や「私たち結婚できるかな？」でコミカルな演技を担当していたイ・ジェウォンさんが、ミンギ君の先輩やくざで出てきます。

チョン・フンチェさんはパク・ソンウンさんの兄貴分で出てきます。
アクション豪快でした。

キム・ジョングさんが、ドン役で出てきました。
憎らしい、じいさまです。

アクションはドンパチなしで、刃物のみ、なのでアクションシーン、音が不気味です。
ほとんどが暗い中でのアクションなので、血も鮮血ドバッていうよりは、見た目ややましです。
血のりべったりがお好きな方は不満が残るかも。

あと…韓国映画らしいオブラートもなんもないベッドシーンが、イ・ミンギ君とイ・テイムさんの２人の間で何度かあります。
イ・テイムさんは童顔系の美人さんで、本当にスタイルもよくて、バランスのいい女優さんです。
ただ、この役はそこだけのために出ているかのような役で、女性の私から見ると少しかわいそうに感じました。

この作品も腐敗したお偉方が、ムカつきます。
弱者も、自己責任の部分いい加減だったりします。

主人公２人の過去からの因縁話が挟み込まれていて、冷徹なパク・ソンウンさんが、なぜイ・ミンギ君を育てていったか分かるようになっていました。

ラストはやや中途半端ですっきりとはいきませんでした。

☆「皇帝のために」황제를 위하여
２０１４　１０４分　R１８

あらすじ…ネタバレ注意！
イ・ミンギ君は、有望なプロ野球のピッチャーだったのですが、故障の後、八百長試合（野球賭博）に引きずり込まれ、選手生命を完全に断たれてしまいます。

捕まったものの汚職検事は、すんなり出してくれます。
出したり入れたり、上からの権力に、いとも簡単になびいているようです。

どん底に落ち、借金取りに連れてこられた所が大手高利貸し「ファンジェ（皇帝）キャピタル」。
そこの代表がパク・ソンウンさん。
自暴自棄なイ・ミンギ君をなぜか自分の会社に入れ面倒見てくれます。
イ・ミンギ君、腕っぷしも強く、頭の回転もよく、肝の座ったところもあり、博打のサイトのセンスもあり、瞬く間にサイトの担当責任者になります。
気になる女性イ・テイムさんも手に入れ順風満帆…

３年の歳月を経て、刺青も全身に入り、立派なやくざ、いえ金融会社の部長の肩書を得て、パク・ソンウンさんの右腕になっていきますが、古株からは妬まれます。
大きくなりすぎた欲望を、パク・ソンウンさんもさすがに抑えにかかろうとしますが、誤解が生じます…

そんな頃、例の野球の八百長の件で刑務所に入っていたチョン・フンチェ（「大王世宗」護衛隊長）さんが出所してきて騒がしくなります。

二転三転しながら大きな力を得たと思ったところに、会長キム・ジョングさんが立ちはだかってきます。

きれいになった大都会の釜山とその裏で取り残された町と人。
隙間をかいくぐってイ・ミンギ君は成長したものの、本当に手にしたものがあったのか。。。

また冷酷なパク・ソンウンさん、ラスト、情の深い温かい男であったことがわかります。

プロフィールあるものは、貼っておきます。

★イ・ファン役