常総野犬に取り組んで5ヶ月 | CAPIN(キャピン)公式活動報告

CAPIN(キャピン)公式活動報告

認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
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野犬の力はすごい。


きつめの首輪を二個つけて、ダブルのワイヤーリード、からまぬよう結束バンドで所々をとめてあっても、脱走しようとする意志が強いので、ワイヤーリードは噛まれてぼろぼろ。

結局、からだがワイヤーリードとワイヤーリードの間に絡まり、危険な状態に。

ラッキーさんとあーちゃんが、噛まれそうになりながら、ワイヤーを外してチェーンに付け替えました。

天井から吊るして。
絡まないよう、何もない空間に。






かいちゃん、早く慣れたらいいね。
お散歩行きたいね。
手から食べるし、見込みありだね。


だって、ジョウも散歩しているもの。

最初の散歩では、ゴムまりのように跳ねながら、私の周りをぐるぐるまわり、脱走しようと必死で、散歩にならなかったジョウ。

リードつけるだけで、怖くてウンチもらすジョウが、今では草のにおいがかげるようになりました。

引っ張られて倒れて、そのまま寝転んで、風にふかれて、一緒に風のくる方向を見て、涼しいねという気持ちが伝わったような気がして、

犬のやることは(排泄以外)真似し、においかぎや穴堀りを私もやってみせると喜んで、ふうむ、よし、と認めてもらえたような、

そんなふうに、毎日、にじりより、距離を縮めて

ジョウも、
アイコンタクトするようになりました。


引きこもり常総ハラスも、最初は無理矢理でも、今やお散歩真っ先にいきたいヒトになり、外に出ると、待ってましたとばかり、排泄するのです。

ハラスよ、笑顔もっともっと見せてほしい。



しっぽの先、微妙にあがる。

牛のようなおもしろい鳴き声。

リードになじんできました。

常総野犬のお散歩をしてもらった、シェルター体験中の研究学園専門学校の学生さんたち四人です。




空中庭園、スカイガーデンのお地蔵様と被災動物の石碑まで、登りました。

常総ハコ、ハニー、イム、ハヤト、ジョウ。

人との暮らしに、野犬がなじんできた、嬉しいですね。

若い学生さんたち、熱心にシェルター運営について話を聞いてくれました。


かいちゃん、あなたを皆が待っているよ。

ハチ子さんのお仲間が寄付して下さったチップの敷き詰められた
ドッグランで遊べるようになった大地もクマも、
待っているよ。


皆、人との暮らしに、必死で慣れようとしています。

そこには、未来がないよ。

早くつかまえて解決したいのに。




かいちゃん、仲間を助けて!



終わりない底なし沼だ。




なぜ、鼻が赤く腫れ血が出ているの?




もう半年近く、通い続けている。


倒れたままののぼり旗。









Capinには、シェルターが三個あるのですが、どこも人手不足のため、常総での活動だけに力は入れられないのです。
常総で動いているのはわすがなメンバー。

この半年をみても、固定で取り組んでいるのは、3人。あーちゃん、ラッキーさん、おかめ。

嬉しいことに、8月に入り、えむちゃんが参加、今週から、スマイルさんもシフトに入って下さいます。

マリちゃんも、犬だけでなく馬を心配して、どきどき来てくださいます。

肉を焼き、捕獲器を一日おきに仕掛け、毎日のかいちゃんの世話をし、避妊やワクチンをし、
啓発に回り、
猫までやり、
すでにつかまえた成犬の慣らしや世話もあるので、人手があればなあと思います。

個人宅にお世話になる犬もいる、春ちゃん預かりのうねうねさんや、楓預かりの大和のご家族。

怖がりさんの心を開かせるには、どんな苦労があるでしょう。
これを引き受けて下さるのはすごいこと。

神様の領域です。心のなかでいつも私は
大和や東京の方向に合掌しています。


またまた、うねうねさんのお母様が子犬を引き受けて下さったのです。



犬に罪はない、との言葉に押され、ここまで何とかやってきたわけですが、なかなか大変なこと。

効率が悪すぎるかな。

仕切り直し、これまでの検証と今後について改めて関係機関と話し合わねばなりません。

地元の方々をまきこみ、啓発活動をすすめ、実働を促したいです。

地元獣医師会への働きかけ、諦めないでやりましょう、ワースト抜け出ただけで安心せず、丁寧な細部への啓発。

違法や虐待は見逃さない、警察の認識も変えていく、飼い殺しは許さない、の姿勢で、強く出てほしい。

動物指導センター、の名を冠している以上、出来ることは山のようにあるはず。

私たち民間は、権限がなくても、お金もらわなくても、腹くくってやっているのですから。


By おかめ


学生さんと、レイト