主治医に望むもの | がんの保障のスペシャリストが伝える!信頼できる情報のつかみ方!

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□主治医に望むもの



セカンドオピニオンの相談で患者さんとの面談時にそんな話題になった。



今の先生は、若くて、一生懸命だし、勉強熱心で、優秀なんですが、ただ、断定的なんです。
”今ある治療法はこれしかないんです”

と言われ、他に可能性はないんだ。。。
何か冷たく突き放された感じがした。
優しく言って欲しかった
と患者さんは言っていました。



病期が進んでいたり、高齢だったり、身体状況だったりで確かに、その治療法しかないかもしれないのはわかるんですが、もう少し伝え方があるのでは?と思いました。



さらに、今後できる治療がなくなる(完治を目指してする治療)時は、その医師はなんて言うんだろうと思います。



医師は大変な職業で命の始まりから終わりまで近い場所でサポートしてくれる尊い職業と私は思います。



ただ、中には、コミュニケーションがなかなか患者さんや家族とできていない医師がいて、不安になられる方がいらっしゃるのは事実です。



私はその時は、先生、現状はよくわかりましたが、少し冷たく感じて、不安になりますと伝えたらどうですか?先生が一生懸命でお忙しいのはもちろんわかりますがと。



医師もひとりの人間で、日頃たくさんの患者さんを診てますが、なかなかコミュニケーションが取れないひともいるみたいです。



昔、日本でも優秀なホスピス医の先生が、治療医は主に”がん”を診るが、ホスピス医は人間を診ると言っていたのを思いだしました。



確かに、ひどい先生だと、診察中パソコンの画面以外に目を離さず、患者の顔を見ない人もいるのを聞いたことがあります。



素晴らしい先生は、決して完治を目指す医療ができなくても、もうする治療はありませんと言いませんし、必ず顔をみて、患者の心理を考えて、話をしています。



最近は、インチキクリニックが増えて、本当に日本は大丈夫だろうかと思いますが、インチキクリニックは患者の話を良く聴き、そして見放さず、優しく、不安を取り除く言葉で接してくれます。
だから信頼してしまうかもしれません。


過剰な期待を患者さんや家族が持つことは、私は支援者とし良くないことはわかりますが、ただし、患者さんや家族が持つ心理的なダメージも理解して欲しいですね。



もちろん、細心の注意を図り、悪い知らせをするときも研究したり、チームで相談して、最善を尽くされているドクターもいらっしゃいます。



患者さん家族の心理を理解してお話できる医師がひとりでも多く増えることをのぞみます。



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