今年もあと一ヶ月とわずかですね。
保険業界も慌ただしくなっています。
なんで慌ただしいかというと。
昨日は、AIG富士生命が香港の保険会社に売却され日本から撤退するニュースが、円建て(円で保険料を支払う)保険が売り止めになったり、10年など支払期間が短い支払期間の契約など円の運用の商品が少なくなってきています。
実は、
来年、生命保険(円建て)の保険料が値上げになる可能性が高いということです。
生命保険の保険料は生命保険会社の一定の利率の運用、死亡率、各保険会社の運営コストで決められますが、
一定の利率を標準利率と呼びますが、標準利率は、国債と連動しており、利率が下がると保険会社の収入が減ります。
下がる収入を埋めるために、保険料が上がるという仕組みですね。
今回、段階的に下がってきましたが、さらに、2017年4月に改定になり、保険料が上がってしまうことになりそうです。
確かに上がるというデメリットはあると思いますが、さらに必要なのは加入する時に冷静な判断です。
今後、駆け込み的に保険を販売する人も増えていくかもしれません。死亡保障だけではなく、医療保障も含め。
また、単純に外貨の方が予定利率が良いということだけで保険に加入してしまうのもリスクになります。
生命保険はあくまで保障を買う商品です。
肝心なのは3つ。
①自分の理想とおり、もしくは近い保障内容になっているか?
②その保障を手に入れるための保障効率のパフォーマンスは良いか?また、リスクは何か?
③保障を受け取る時に効果的に活用できるアドバイザーはいるか?
2017年は
なかなか、混沌な世の中になりそうですが、
生命保険は長期的にお付き合いする商品なので、
長期的、客観的、本質的に判断して、
信頼できる担当者と相談しながら、歩んでいきましょう。