作者の饒舌にうんざりして、何度も本を投げようと思った。



あまり好感を抱けないおもな登場人物たちのなかで、

小峰佐和子だけは魅力的に描かれていた。

テレビドラマ化されたとしたら、佐和子役は藤原紀香か、

米倉涼子か。

はたまた伊東美咲か、柴崎コウか。





先行きになんの希望も灯りも見えない、木で鼻をくくった

ような終わりかた。

こんな結末も、この物語にはふさわしい。