こんにちは。
加藤隆佑です。
先日大阪に言ってきました。
臨床腫瘍学会に参加するためです。抗がん剤治療の現状などを再確認してきました。
がん治療の支援にたずさわるさまざまな方とお話することもできました。そこで学んだことをお話したいと思います。
テーマは 「脱毛とウィッグ」です。
私は抗がん剤により髪の毛が抜けてしまった方をたくさん見てきました。そのことがいかに強いストレスを引き起こすかについて真剣に考えたことがありませんでした。
治療のためだから仕方ない
ウィッグをつければいいのではないか 、その程度の認識でした。
しかし、今回の学会会場である方と出会い、その認識が変わりました。
抗がん剤により髪の毛が抜けてしまった方を応援する三重県在住の山口さんという方です。
「わたし」でいたい。「わたし」を強く持って治療に取り組みたい。だから、いつものわたしといつもの髪でいたい。
そんな女性たちをサポートし、医療用かつら(ヘアエピテーゼ)を使って、脱毛した髪を元の状態に復元する「再現美容」を行っている方です。
ブログからの情報も発信されています。
医療用かつらのお手入れやアレンジ、爪に優しいネイルの事など、女性目線のお役立ち記事が満載です。
再現美容の活動は三重県だけなのかなと思っていたら、違いました。
NPO法人 日本ヘアエピテーゼ協会に所属している美容室では同じサービスを受けられます。
ここの団体の特徴は
1.美容師の方から、1年間のアフターケアが受れること。
2.髪の毛だけでなく、眉毛もぬけてしまうこともあります。その部分のメイクの仕方も教えてもらうことができる。
3.私自身もウィッグについていろいろ調べた結果、他のメーカーよりコストパフォーマンスがよい。
(この部分に関しては、私が調べた範囲の話で、主観も入った意見です。購入の最終決定はご自身の判断してくださいね。)
4.がんの方の応援をしたいという熱意のある方が多い 。
ステキな活動をされている団体です。しかし、私の勤務している小樽には、その団体に属している美容室はありませんでした。札幌もなしです。その点が残念でした。
北海道でも、本日紹介したNPO法人の精神に基づいたサービスをしてくれる美容室ができれば、がん治療支援のレベルの底上げにつながります。
さっそく札幌や小樽の方々に声をかけて協力者を募る方向で動きます。