盲信は、怖いですね。
それが、いかれた民間療法に対してでも、ガチガチのガイドラインに対してでも、です。
究極、治療は、患者さんご本人が、納得し、結果を受け止め、満足できれば正解。
これは、個々で価値観が違ってきます。
自分としては、いち医療者として、そして、実際に自分の患者さんを診療し、チーム医療として進行再発がん、それも通常の施設ではお手上げと言われた方々を対応している、チームのいち医師として、久しぶりにざっくりとみた患者さんたちのブログに、やはり違和感と、不安感と、一部安心感と、そして、今後どのようになっていくのか予見できる自分に対して、やむを得ない、そのような気持ちもあります。
自分の患者さんに、よく言われます。
何かをきっかけに、当院を知り、当院で診療をし、それがワンポイントでも、現在進行形の数ヶ月単位での関わりでも、
「ここでなければ、自分はどうなっていたかわからない」
そこまでおっしゃってくれる方もおられます。
縁ですね。
縁があって、にゃんこと、うちのチームとの相性が良ければ、
恐らくあの手この手と、結局にゃんこが旗振りしながら、いろんな我々の医療スタッフの協力のもと、他の施設では出来ない対応が可能だと思います。
明後日は、ガチガチのエビデンス重視の研究会の講演依頼されてますので東京に行ってきますが、
自分は、ここまでいろんな患者さんに対して、診療を繰り返してきてる立場から、
残念だが、今後が怖くて、今後もう読めない、そんな患者さんのブログが数々あり、
またそのようなブログを読んで、決して自分と境遇が一緒ではないのに病名が同じであるからという一点で、自分に適当ではない選択をしてしまう、医療知識のない一般の患者さんやご家族、ご親戚があられることが、
こういう、フィルターのない(非医療者の書く)ブログを読み解くことができない怖さかなと感じます。
ネガティブなことを書きましたが、どこかで少しだけ、お考えを切り替えるだけで、全く問題ないのですが、これは医療者であるにゃんこから親切押し付け的に提案できるものではなく、
どこかで、ご本人たちが気付いていただければ幸いです。
盲信は、いつかは、裏切られる。
がんという病気の性格です。
がんという病気は難しい。 全てを予見し、良いことも悪いことも想定しての提案。
それなくして、後半戦では心が持たない。
盲信したままであれば、その時はいいが、限界に気付いてしまったら、どうなのかな・・・
ひまわりの会依頼の講演会、だいたい構想固まりました。
たぶん、カテの話よりも、皆さんの置かれている状況について、目からウロコ的な内容が中心で、きっと希望的観測ではなく、正直なところを、きついこと含めて、ご理解頂けるかと思います。
でも、だからこそ、良いことも悪いことも知り、そしてその状態を打開し、次に進むための、テクニック??、気持ちのあり方についても解説できると思います。
こんなこと、医者は普通、話さないか・・・・
でも、本当に必要なことだから。
内容が濃いです。
2部構成と思ってください。
各論は、4月の、にゃんこの医療講演会で。
海外の映画と同じだと思ってくださると助かります。
でも、ひまわりも、にゃんこの方も、絶対満足して頂ける内容かと思います。
だって、絶対に普通の医療者なら、公言しない、がん医療の裏の話もしますから。
また、どんずまりの方にでも前に向ける話もしますから。
ひまわりの会の時も、きっちりカテの話もしたかったのですが、カテ以前に、彷徨い、危険な思考状態の患者さんが多いことがブログで痛感してますので、ひまわりでは、とにかくなぜカテがいいか、そのベースの理由を明白にしたいと思います。
すなわち、皆さんが今後、どんながんでも、どんな状態でも、抑えておかなければならない、基本的なことを、にゃんこならではの解説をしたいと思います。
こういう、企画は、たぶん、お初だな・・・・・・・
盲信
怖いですね。 怖いです。
こうやって、残念ながら、墓場まで、持ち越されるのかと思うと。
ひまわりの ささーんさんのご支援に感謝いたします。
せっかくの会が、荒れちゃったらどうしよう・・・(笑)
「吹田徳洲会病院 がんカテーテル治療センター」
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