こんばんわ。
仕事してたらこんな時間（汗）
やばい、寝ないと。
最近、本当にセカンドオピニオンや電話でのお問い合わせが増えてます。
（申し訳ありませんが、電話でのご相談は５分以内にお願いします、患者さんを待たせてるので）
ニャンコのところにくる患者さん、ネットマスターのことが多いので、
同じようなクリニックの話をされたり、実際にそのクリニックで大変な目にあってこちらを受診される方もおられます。
本日はお時間もないので、カテーテルをやっているクリニックと、カテーテルを最新治療としてやっている総合病院の違いについて、簡単に説明。
クリニック
・紹介状なしでもいける、敷居の低さ
・今までの標準治療の経過はあまり加味されない（標準治療をあまり知らないので加味できない）
・カテ、もしくは自由診療のあやしげなサプリを売り込む
・まったくエビデンスのない温熱治療との併用を勧められる
・効いてなくても、効いてるという
・必要がなくても塞栓する（実際にお話を患者さんから伺いました）
・元の主治医への連携が悪い、つまりがん難民のリスクが高い
・データがお蔵入り。 どこにも出てこない。
当院のカテーテル
・一応、日本最大の医療グループで、新規治療を実施するにあたり、承認をとって保険診療してる
・隠さない
・正直だ
・ゴールの設定をしっかりする（クリニックは、完治詐欺（完治するかもしれない）と嘘ぶくケースが多いが、ニャンコのところはどんだけながく共存するかのご相談をする）
・カテーテル治療だけでなんとかなるとは思っていない。
全身抗がん剤治療（標準的なもの、やむをえず非標準的なもの）、放射線治療、緩和治療とタイアップしている。そして、特にかなり進行した人の場合は、最初から緩和チームのサポートを受ける
・リンパ浮腫に関しては、おそらく日本で最先端の対応ができている。カテでリンパの流れの悪い病巣を叩き、その後、専門の看護師によって、（いかさま浮腫タイツのようなやつらではなく、こってこてのリンパマッサージ）むくんだ下腿にカテ直後からドレナージを開始。最初は１日1kgくらい、むくみ消失が体重減量として現れるようだ。
正直、このコラボは凄すぎて、今後、当院の看護師長とコラボして学会発表する予定。驚くほどの成績。（あまり時間の経ってしまった浮腫は厳しいと思います。数ヶ月以内なら効果絶妙）
・クリニックのような営利目的は一切ない。だからぶれない
・遠方の患者さんは、我々の医療グループの病院が全国に存在するので、今後も極力連携して遠隔対応していきたい。
まあ、こんな感じで、クリニックでやるカテと、総合病院で筋道通して学会で発表し論文で報告しているような施設のカテは、結果からその後の経過までまったく違ってきますよ。
なんせ、総合病院はいろんな医療従事者のサポートがはいりますから。安心ですよ。
クリニックレベルのなんちゃら治療して、がん難民にならんといてください。
皆さん、最後にわかることですが、クリニックは、無責任です。
最後は絶対に、みないから。
命をあづけて、最後は捨てられる。 最低だと思いませんか？？？
「吹田徳洲会病院 がんカテーテル治療センター」
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