デザインテーマは「卵?」・・・カッコ・カワイイ?♪西武の新型電車SmileTrain30000系
↑動物の「口」にも見える?、、
↑先頭は、かなり「丸い」です
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西武鉄道グループのスローガンは・・・・
「でかける人を、ほほえむ人へ。」
新型通勤電車30000系は、
その思いを”かたち”にすべく、
「SmileTrain~人にやさしく、みんなの笑顔をつくりだす車両~」
というコンセプトのもと開発した、
新しい西武鉄道を象徴する車両。
安全性・快適性に加え、
ユニバーサルデザインや省エネルギー性にも配慮し、
また
外装や内装のデザイン各所には
西武鉄道の各部から集まった
女性、男性社員がプロジェクトチームとして関わり、
お客様目線での意見や感性を積極的に取り入れたものになっている。
↑2008.3.29
小手指(埼玉県所沢市)で行われたデビューイベント配布パンフレットより引用
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女性社員の意見を取り入れた具体的な対応事例①
「卵」型の吊り手
他人の汗ばんだベトベトした吊り手を嫌がる女性客の立場から
銀イオンの抗菌効果を期待した処置が施されているのだとか、、、
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もちろん、「形」も西武30000系PJオリジナルで、
このPJ(プロジェクト)の「最大の目玉」として、
西武の女性社員が
デビューイベント(2008.3.29見学会)当日
一生懸命宣伝していた姿が印象的でした。。。。。
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女性社員の意見を取り入れた具体的な対応事例②
指紋が目立ち難い握り棒
やはり、
他人の汗ばむ指紋が付着しベトベトした握り棒を嫌がる女性客の立場から
従来のようなツルツル・テカテカの単なる金属棒から、
(恐らく、滑り止め効果も同時に狙ったのか?)
指紋が目立ち難い処置が施された
表面にサラリと軽くザラついた感触が残るタイプの握り棒に替わっています。
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ユニバーサルデザイン①
滑り止め(優先席用)握り棒
今後の高齢化社会を睨んだ?
(今まで、中年層の流入が多かった西武の本拠地=埼玉県は、
今後、今まで同時大量流入した世代が一斉に高齢化を迎えることで
高齢化率が急上昇し、大量の高齢化人口を抱えることに鑑みた??)
写真で一目瞭然の通り、握り棒に「ツブツブ」が付いています。
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ユニバーサルデザイン②
車内各所に「卵」型を配置
拡幅車体・ドーム型天井によって、
快適で広々とした車内空間を実現。
各所にちりばめられた”たまご”モチーフや、
座席背もたれ上部の緩やかなアーチなど、
デザイン面でもあたたかみのあるやさしい空間を目指したそうです。。。
床には、
万が一の火災発生時にも有毒ガスを出さないゴム床材を使用。
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冷房能力は58.14KW(50000Kcal/h)
全自動空調制御によって、
一年を通して快適な車内環境を提供するんだそうです。。。。
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床下構造①
改良された台車・空気ばね
とくに、曲線部での走行安全性の向上が図られているそうです。
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大きなスプリング状ものに
ゴムを連想させる樹脂っぽい素材が巻きつけられていて、
いかにも乗り心地良さそうな形ですね♪
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床下構造②
列車情報管理装置
車両の「頭脳」ともいえる列車情報管理装置「S-TIM」
(Seibu-Train Intergrated Manegement System)
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消費電力量を削減し、乗り心地の向上に寄与しているのだとか、、、
また、車両の主要機器との伝送経路を2重化し、
機器間伝送の信頼性の向上と車体配線の削減を図っているそうです。