2008年「売れ筋」の農産物と、街づくり(地域ブランド構築)との関連は?
★気になった新聞記事
野菜サラダ商材上位に
味や形トマトに存在感 調理の手軽さが鍵
(日本農業新聞2008年1月11日・消費流通2/5面)
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’08売れ筋農産物 一押しは「健康」「国産」
食味プラス栄養重視
(日本農業新聞2008年1月10日・12版/1面)
【2008年に売れそうな野菜ランキング】
1位:高糖度トマト
2位:ブロッコリー
3位:パブリカ(カラーピーマン)
アスパラガス
5位:茶豆系エダマメ
6位:ミニトマト
7位:エンリギ
ニガウリ(ゴーヤー)
9位:黒豆系エダマメ
10位:中玉トマト(レッドオーレなど)
スナップエンドウ
↑
掲出11品目中、
トマトと豆類に存在感!
(3品目ずつ・・・・・・)
*調査方法・・・・・
日本農業新聞が2007年12月がアンケートを実施(120社・団体が回答)
↑同新聞によると、
【消費者が野菜に求めるキーワード】は・・・・・
↓
・甘味・美味しさ
甘くて果実感覚のもの
(例)フルーツトマト /6割の回答者が消費の伸びに太鼓判!
・健康・鮮度・安心安全
国産志向、トレーサビリティ充実(追求)要求の高まり
根強い中国産への不信
健康志向・・・・・
↓
女性がお肌のために一番摂取したいビタミンCがとても豊富で、
100グラムで、一日のビタミンC摂取量の半分以上も満たす
(※ビタミンCは、コラーゲンの生成に役立ち、
シミ、ソバカス予防にも効果的)。
さらに、緑黄色野菜ということで、カロテンが豊富。
目や肌を健康に保ち、抗がん作用や、老化防止にも効果的・・・・
・調理の手軽さ
(背景)女性の社会進出/家庭における調理時間の減少
↓
ブロッコリー、パブリカ、アスパラなどは、
サラダや炒め物、スープなどに幅広く使える・・・・・ので人気商材
トマトも、サラダなどにすぐ使える!ので、消費が伸びる傾向。。。。
20-30歳代の独身女性・・・少量買いが圧倒的
(*ナチュラルローソン・・・中玉トマトは2~3個パック販売が主流)
茹でて塩を振るだけ食べられるような商材需要の伸び、、、
一方で、
白菜、野沢菜、フキ、タケノコといった
若年層が敬遠し、調理に時間の掛かる漬物・煮炊き商材は不人気、、、
★まちづくり・地域ブランド構築等との連携例
↓
気になった新聞記事
直売所に提案 軽食コーナー設置を
(日本農業新聞2008年1月11日消費流通2/5面・・・要点抜粋引用)
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【同新聞記事における問題提起】
ドライブがてらに農産物直売所へ行く人の増加
でも、そんな人達に御飯モノの軽食を食べてもらうコーナーの不足・・・
↓
食堂に入るほどでもないが小腹が空いたという客への対応機能を
ほとんどの直売所で持っていない。。。
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【同新聞提案直売所における地場産品(農産物)消費拡大スキーム】
・直売所の軒先に間伐材などで作った簡易型の長い腰掛とテーブルを用意
・直売所店頭で温かいおにぎり+具だくさんの味噌汁・・・の『軽食』提供
(もちろん、具の中身は「地場野菜」で、米も地元産)
・御飯が美味しいと喜んでもらえたら、
店内の弁当やおにぎりパック、お米などの購入を勧める。
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【本ブログ上『架空都市』における具体策設定(過去記事リンク)】
本ブログ管理者の「苗字」に因んだ修景まちづくりにおける銘菓スイーツ妄想
米価低落に苦しむ地域で米の消費拡大・農村経済活性化策が、今、欲しい!
えんどう豆/マメ科 【出典】知恵袋―えんどう豆
えんどう豆には、若いサヤごと食べる「さやえんどう」と、熟してからサヤをむいて柔らかい豆を食べる「実えんどう」と、成熟した豆を乾燥してから食べる「青えんどう」「赤えんどう」の3種類がある。市場に多く出回るのは、「サヤエンドウ(絹さや)」で、地方名も多い。収穫時期から「サンガツマメ」(茨城・千葉)、サヤブドウ(群馬・栃木) ブドウマメ(栃木)、カキマメ(宮城)、ブンコ(広島)、ブンズ(埼玉・千葉)など。お正月のころのものは「成り金豆」といい、とても高価なものである。
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えんどう豆の栽培には、涼しくて乾燥した気候が適していて、日本の他にも、中国、ヨーロッパ、アメリカでも盛んである。耐寒性のある豆で、童話「ジャックと豆の木」が物語るように、どんどん成長するが、畑を適当に休ませないと栽培ができなくなるので注意。
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● | 完熟させて種子を食べる品種 青えんどう…塩豆やあんに使われる。 赤えんどう…缶詰のみつ豆にはいっている豆。 |
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サヤエンドウは、生育の途中で摘み取られるので、ビタミンCを多く含んでいる。100gで、1日の所要量の1/2を摂取できる。ビタミンCは、コラーゲンの生成に関わっており、抗菌作用、抗ストレス作用、シミ、ソバカスの予防にも役立つ。
その他、ベータカロチン、ビタミンB群が豊富。ベータカロチンは、肌を美しく保ち、ビタミンB群は、糖質や脂質の代謝するので、肌作りを応援する働きがある。また、食物繊維も充分に含んでいる。
サヤエンドウの未熟な実が「実えんどう=グリーンピース」。グリーンピースの主成分は、タンパク質である。良質なタンパク質で、体の組織の修復、集中力を高めたり、成長にはかかせない、必須アミノ酸「リジン」が多く含まれている。
また、ビタミンB群、C、カリウムも含んでいる。ビタミンB群は、糖質や脂質の代謝を盛んにし、体に抵抗力をつける。ビタミンCは、感染症を防ぎ、ベータカロチンとともに、発ガン抑制に働く。美肌効果もある。カリウムは、利尿作用があり、むくみを解消し、余分な塩分を体外に排出し、高血圧や腎臓病に効果がある。食物繊維は、豆の中でトップクラスの含有量。便秘解消に加えて、コレステロールを排出し、動脈硬化の予防に効果がある。また、糖の吸収を緩慢にするので、血糖値も安定し、糖尿病の人にも効果があるとされている。
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サヤエンドウは、収穫すると水分がどんどん出てしまうので、鮮度のよいものを選ぶこと。
ガクの部分が生き生きとし、サヤにピンと張りがあり、つややかなものが新鮮。グリーンピースは、サヤがふっくらとして、緑色の濃いものが新鮮。黒ずんでいないものを選ぶ。
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収穫後、できるだけ早く使い切ってしまうのがポイント。1~2日くらいなら、ポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で、それ以上の場合は、硬めにゆでて冷凍保存する。グリーンピースは、サヤから出すと味がどんどんおちるので、使う直前にサヤから出す。
イメージ図
(日本農業新聞調査による)果実の「売れ筋」ランキング
1位:リンゴ(シナノスイート)
2位:マンゴー
3位:リンゴ(シナノゴールド)
4位:果肉が黄色いキウイフルーツ
5位:中晩かん(せとか)
ブドウ(ピオーネ)
7位:イチゴ(さがほのか)
8位:ミカン(ゆら早生)
9位:中晩かん(不知火=デコポン)
10位:さくらんぼ(佐藤錦)
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長野産のリンゴが人気!
(日本農業新聞調査による)花の「売れ筋」ランキング
1位:バラ
2位:カーネーション
3位:菊
トルコギキョウ
(日本農業新聞調査による)食肉の「売れ筋」ランキング
1位:国産豚
(日本農業新聞調査による)牛乳・乳製品の「売れ筋」ランキング
1位:果実入りヨーグルト
カマンベールチーズ
*牛乳・チーズは消費減少、ヨーグルトは横這い?
(日本農業新聞調査による)米の「売れ筋」ランキング
1位:おぼろづき
ミルキークイーン
*冷めても味が変わらない低アミロース米が人気!
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(産地別・・・・・北海道、青森、新潟)