スペイン巡礼42日目☆彡Monte do Gozo-Santiago de Compostela | スペイン巡礼の旅ブログ、フランス人の道Camino de Santiago 800km!カミーノ デ サンティアゴ800km!の旅

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カミーノ最後の日は、小雨の降る

ガリシアらしい1日になりました。

サンティアゴまでの5km、

なんだか変なテンションで歩きます。



リカルドがGETしたパンを食べながら

坂を登っていくと、後ろにいたはずの

フランチェスコが昨日到着していたそうで

BIGハグで迎えてくれました!!!

そして、聞き覚えのある音色が。。。

スカイさんが笛を吹いて立っていたのです!!



『ayaさん、なかなかサンティアゴに来ないから

心配したんだよ!』

私は、ペースダウンしてしまってからというもの、

スティンさんやエレナさん、

アレックス、みんなと離れてしまい、

新しい人たちに会うたびに、

みんなに会いたい!と恋しく思っていたので、

本当にうれしくて、スカイさんに飛びついて、

わんわん泣いてしまいました。

『まずは、こっちこっち!』

と巡礼証明書がもらえる事務所へ

連れて行ってくれました。



日曜日で、スペインの何かの祝日と

重なっていたこともあってか、

街はツーリストでも溢れかえっていて、

私が巡礼証明書をもらって出てくると

囲み取材のように、

バッシャバッシャと写真を撮られ、

質問攻めにあいました笑

その後散々、珈琲を飲んで時間を潰していたら、

バックパックを背負っては、

サンティアゴの教会には入れない

ということだったので、リカルドは、テントへ、

私は、アルベルゲに泊まりたかったので、

12時のミサの前に

教会で待ち合わせをして別れました。

アルベルゲは沢山ありそうだったので、

まずインフォメーションセンターを目指しました。

ところが、地元のひとに聞いても

『おお、教会はあっちだよ』

。。。インフォメーションセンターが伝わらず、

あっちへ案内され、こっちへ戻り。。

そんなこんなで、時間が迫ってきてしまい、

荷物を預かってもらえるところがあったので

そこにバックパックを置いて、

走って教会前へ急ぎました!

でも、12時になっても。。。来ない!!

彼らのことなので、仕方ない!

と、教会の入口の受付に先に行くと

『もう中は人がいっぱいで入れないの。

次の1時に来て』

そんなああ!!!!!!!!

このボタフメイロを見てみたくて来たのです!

ずっと、

ボタフメイロを見たくて歩いてきたのです!

しかも、ボタフメイロは毎日見れるわけではなく、

金曜と日曜の12時のミサ。

私は、水曜には日本へ帰るのです。

ミサが行われている正にここに、

今私はいるのに!!

もう取り返しのつかない絶望感で、

街行く人の渦の中、

涙が溢れて止まりませんでした。

ぐすぐすしていると、ちょうど今から

アルベルゲに行くという人に出会って、

一緒にアルベルゲへ連れて行ってもらいました。

先日、一緒のアルベルゲだった日本人の方もいて、

『そっか。。じゃあ、僕ビデオ撮ったから。。』

と見せてくれるのですが、

余計に辛くなってしまって、

更に涙が出るのでした。

『寄付が多い日には、金日以外にも見れるみたいよ』

『夕方のミサ。。見れる可能性は低いけど、

ダメ元と行ってみては?』

沢山慰めていただき、

もう1度、坂を下って街へ歩きました。



すると、教会の前にリカルドが。。

申し訳なさそうに近付いてきました。

『ayaを待ってたんだけど。。お腹空いちゃって。。』

パラドールで先着10名が無料で食べられる食事を

食べていたのだそう。
彼らはサンティアゴに10日間滞在するので、
ボタフメイロを見る機会は何度もあるのです。)

それを聞いて愕然。

今まで少しずつ溜まっていた小さなストレスまで

ついでに、ザバ―――!と出てきてしまいました。

リカルドと歩かなかったら、

皆と一緒に金曜に着いたのに!

リカルドを待ってなかったら、

もっと早く教会に入れたかもしれないのに!

おまけに私が教会の入口だと思って

入ろうとしていた所は、教会の博物館だったそうで、

全てにおいて、悲しくなりました。

『Enjoy Santiago! 』と言って、歩き出しました。

もうどっちの方向でもよかったのです。

とにかく、早く立ち去りたかったのです。

ついつい、頼れる人がいると、

甘えてしまったり、依存してしまったり。

自分が弱くなってしまった気がしましたが、

これも、サンティアゴで起こったこと!



”Keep my tempoできたじゃない?! 

弱くなりかけていた自分に渇!!”

ここに最後の学びがあるのだと、

引き寄せられるように教会へ。

夕方のミサが始まっていました。

振られることのない

ボタフメイロの香炉を眺めながら

この意味、

そして800kmの旅で出逢った人々、道、太陽。。。

何を言ってらっしゃるかは全く解りませんでしたが、

神父さまの声が心を平にしてくれました。

教会を出たところで、

シャフィックさんと再会して、

みんなもいるというカフェへ連れて行ってくれました。

そこにはアンジェラも居て、

柔らかい気持ちにしてくれるのでした。

それぞれの旅のそれぞれのストーリーに話も弾み、

サンティアゴの夜は、盛り上がるのです。



フランス人のデービットは、なんとテントも持たず、

お金もケータイも持たず

笑顔のみで旅をしている若者で、

今夜もアルベルゲの近くの

見晴らしの良い東屋の下で眠るのだそう。

ただ、夜はものすごく寒いし、

小雨も降ってきて

むき出しで寝るなんて心配で、

アルベルゲに頼みこもうか?というと、

『ははは!aya世界に一体

どれだけ路上生活してると思う?

みんな心配してたらayaは大忙しだよ!

僕は慣れてるから!』

と笑って送ってくれました。

なるほど。。。今夜外で眠る世界の人々。。

なんだか切ない気持ちになりつつ、

アルベルゲのベットで眠れることの

有難さを感じながら、眠りました。

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