疲労学会で発表します | 湯たんぽのブログ

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 さまざまな難病治療にいわゆる代替医療を用いて対処している『湯たんぽ』が日頃考えていること、経験していることを書きます。難病のなかでも、線維筋痛症や慢性疲労症候群の病態や治療を中心に書き込みます。

 慢性疲労症候群を取り扱う学会は、疲労学会なのです。
小規模な学会ですが、疲労そして慢性疲労症候群を真剣に考える貴重な学会です。
湯たんぽはこの疲労学会の前身である、慢性疲労症候群研究会の時代から参加してきました。
慢性疲労症候群研究会は第9回で終了しましたが、最後の研究会を女子医大で開催した時に、運営したこともありました。

 さて、この疲労学会に演題をだしておりますので、概要を書き込みます。
昨年5月に初診の40歳台の女性の経過が、今回の発表の中心です。
初診から約7年前から全身の痛みと日常生活に差し支えるような疲労倦怠感があったのです。
いろいろな病院を回り、様々な検査を受けました。
しかし、診断がつけられなかったそうです。

ついにはご自身で検索したところ、線維筋痛症を疑ったのです。
線維筋痛症で有名なクリニックを受診し、線維筋痛症の診断をしてもらいました。
薬を処方してもらったのですが、効果を実感できない・副作用が辛いために、当クリニックを受診されたのです。

 身体の冷えは明らかでした。
PS 6、JFIQ 67点。
湯たんぽによる加熱を勧めたら、2週間後にはPS 4、JFIQ 24点かで改善したのです。
2ワク、30分でお灸のやり方を覚えてもらうことにしました。
当クリニック特製のお灸です。
全身くまなくお灸ができる、世界に誇るお灸です。

このやり方を繰り返し、受診していただく度にご自身でできるお灸のレパートリーを増やしていきました。

初診から1ヶ月経った時点で、PS 4、JFIQ 16点まで改善し、痛みは全く苦にならない状態でした。
最終的には本年5月9日、PS 1、JFIQ 0 (!!!)となり、治療を終了しました。
全経過はちょうど1年でした。
PS 1になってから約半年経過しており、再発の可能性はないと考えてよい状態です。

治療のやり方を変えたことで、治癒にいたる期間が短くなったと考えられます。

 詳細は再度書き込みます。

 青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 http://www.dr-madarame.com