代表的な仏教の佛(ほとけ)と言えば釈迦如来ですよね。一般的に仏様と言えば、現代の日本では釈迦如来のことである、お釈迦様を指すことが多いです。
ただし、多くの人は、お釈迦様と聞けば紀元前5世紀頃に存在したと伝わる仏教の開祖、北インドのゴータマ・シッダッタ(バーリ語)がすぐに思い浮かぶはずです。
釈迦如来と人間の釈迦(ゴータマ・シッダッタ)、まずはこの区別をしなければなりません。
ゴータマ・シッダッタは、あくまで人間であり、佛の存在ではありません。ゴータマ・シッダッタは、佛界の存在である釈迦如来(佛の役職の一つ)が、人類に仏教の教えを広めるために人間として転生した化身と考えて良いと思います。あくまで人間なのです。
呼び名に如来と付く場合は、人間でなく佛の存在を意味します。
釈迦如来は、現在の太陽系を統治している最高ポストのことでして、そのポスト任期は不特定のようです。従いまして、釈迦如来とは一つの魂を指すものではなく、数代に渡って襲名しているようです。
釈迦如来の教えの中心は、法華経・天台宗です。世界の仏教では、もっとも普及している宗派の一つです。
ところが、仏教には釈迦如来以外に阿弥陀如来、薬師如来、大日如来等、如来が付く佛は複数存在します。
これらの如来と、釈迦如来はどう違うのでしょうか?
これが今回のテーマです。
釈迦如来は、現在の太陽系を統治する最高ポストでしたが、阿弥陀如来は太陽系、もしくは天の川銀河系の西方のどこかにある極楽浄土の最高統括ポストです。極楽浄土とは「幸福にみちみちている世界」のことです。
また、薬師如来は、太陽系、もしくは天の川銀河系の東方のどこかにある浄瑠璃世界の最高統括ポストです。浄瑠璃世界とは、「瑠璃光を以て衆生の病苦を救う世界」のことです。
いずれの世界も、地球で人間を卒業できれば行くことが可能な世界のようです。
それでは、残りの大日如来はどうなのでしょうか?
ウィキペディアでは、大日如来について、次のように定義されています。
「虚空にあまねく存在するという真言密教の教主」「万物の慈母」、「万物を総該した無限宇宙の全一」とされる汎神論的な仏
<WIKI:大日如来>
凄い定義ですね。この定義からは、大日如来こそが宇宙の最高統括ポストに思えます。
現代の日本の仏教では、大日如来を中心に置くのは真言宗、華厳宗くらいなもので、釈迦如来に比べてマイナーになっている感は否めません。
しかし、実は、大日如来こそ、釈迦如来、阿弥陀如来、薬師如来等、いろいろな仏教に登場する如来のうちの太陽系の最高ポストなのです。
驚くでしょう?
ところが、現代の仏教では、真言宗、華厳宗など一部の宗派を除き、大日如来の存在が消されている、もしくは改竄されているのです。
これは、800年頃、遣唐使を終えて帰国した空海が、真言密教を日本に伝え、宇宙の中心は大日如来であることを唱えて以降、都合の悪い熊襲によって改竄されてしまったのです。
何故、大日如来が仏教から消され(封印され)てしまったかと言いますと、簡潔に述べますが、「大日如来の封印が解けると、現代のような人間中心の社会が終わり、神代が復活する」からなのです。
大日如来の大日とは太陽を表しています。佛の頂点である大日如来が、神として肉体を持って現れると天照大神になります。
また、大日如来のサンスクリット語での呼び名はマハー・ヴァイローチャナです。実はヴァイロチャーナとは、インド神話で邪神とされるアスラ族、ヴィローチャナのことなのです。
アスラ族が日本では阿修羅と呼ばれ、戦闘神とされていますが、これは以前ご紹介しましたように熊襲が改竄したものです。アスラ族こそ宇宙のトップ、大日如来の系統なのです。
<阿修羅の真実その1>
一方の釈迦如来は、どこにも書かれていませんが、元来は月を統治している最高ポストなのです。釈迦如来が、神として肉体を持って現れると素戔嗚尊になります。インド神話では、帝釈天インドラです。
日本神話には、伊弉諾神から天照大神と素戔嗚尊が誕生するシーンが登場しますが、あれは遠い昔の神代、それまでの高天原による地球統治の状態から、高天原と地球を別々に統治する方法に変える試みだったのです。
<天津神と国津神>
しかし、それは邪神(熊襲)の抵抗にあって失敗したのです。その後、天照大神、つまり大日如来が封印され、大日如来は地球に関与できなくされてしまったのです。
その結界、月の釈迦如来しか地球に関与できず、現在の太陽系に至るのです。だから現在の太陽系最高ポストは暫定的に釈迦如来になっているのです。この状態になったのは、少なくとも数十億年前のことだと考えています。
空海は、唐に行ってこのことを学び、それを日本に真言密教として伝えたのです。
しかし、大日如来の封印が解けては困る熊襲は、空海を孤立化させ、仏教界の異端児にしてしまったのです。そして、日本だけでなく、日本以外の仏教からも大日如来は消されていきます。
有名な東大寺の大仏は盧舎那仏像と呼ばれますが、この像のモデルは大日如来です。
<WIKI:東大寺盧舎那仏像>
空海に先立って聖武天皇は、東大寺を中心として全国に国分寺を建立し、仏教中心の政治を行いました。その中心は大日如来だったのです。
しかし、その後、各地の国分寺は熊襲によって破壊されて行きます。これは大日如来信仰を消し、釈迦如来信仰を中心にするためだったのです。
このようにして大日如来は仏教界から消されて行ったのです。釈迦如来中心の現在の仏教は、片手落ちなのです。
しかし、宇宙の流れは決まっています。もうすぐ大日如来が復活します。そんなに遠い時期ではありません。ここ最近、太陽の輝きが増しているのは、そのことを示唆しているのです。
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