忠臣蔵の真実③ | 知っとうや(真実を求めて?!)

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忠臣蔵の真実の最終回です。

<参照:忠臣蔵の真実①>

<参照:忠臣蔵の真実②>



前回までをまとめると次のようになります。

浅野内匠頭が起こした元禄赤穂事件、松の廊下の刃傷事件は、お玉(桂昌院)が、息子である第5代将軍綱吉を天皇にするために、東山天皇暗殺を計画・実行しようとしており、それを阻止するためだった。


今回は、この元禄赤穂事件の様子などを補足をしたいと思います。


まずは、浅野が吉良への刃傷に至る状況です。


~転載開始~


浅野「日が変わって二日たったら、夜遅くなって、自分の所へ吉良がやって来て、『このままじゃ、赤穂が潰されるのは避けられない。これをなんとか許してもらうには、ある条件がある』って言われたって」



浅野「その条件というのは、『もしも、将軍の生母の桂昌院の言うことに従って、ちょっと、ある事に手を貸せば、将軍の政道を批判した罪は、一切、問わない事にする』っていわれたんですって。『そうでなければ、赤穂藩をつぶされる』って・・・・・。『赤穂藩を潰すっていうのは、もう決まったことで仕方がない事でござる』って、そう言われた」



浅野「これだけの事をやっておいて、でも、お玉のこれにちょっと手を貸せば許す、後は、罪を一切問わない事にするっていうのは、おかしいと思って、吉良をどんどん追及していったら、『実は京都におられる東山天皇を暗殺して、将軍を天皇の位置につけるから、お玉が自分のやることに手を貸せっていうんですって。それも、やり方は、特別な事を新たにやる必要はなくて、今、やっている、この、勅使をお迎えしている職務の中で、ふつうにやればいいんだ



白石「それで、何をやらされるところだったんですか?」


浅野「勅使と打ち合わせするようにって。『これに協力すれば、赤穂は、潰さないって言われた』んですって


白石「吉良は誰から言われたんですか?」


浅野「お玉と梶川与惣兵衛ですって。あと、柳沢からも指示を受けており申した。」


・・・・・・・


浅野「お玉と梶川与惣兵衛がつるんで中心になって、司令塔になって、やっていたのでござる。」


浅野「それでわかったのでござる。吉良は、こういう事の橋渡しを自分にやらせようとしていたから、ふだんに似合わず、自分に対して、気の毒なくらい気を使っていた理由が分かり申した。それから、吉良が初め、赤穂から謝礼を受け取ろうとしなかったのも、謝礼の事は家来に言わないで良いと言ったのも、こういう事が、お玉の計画にあったからでござる。」


・・・・・・・・


浅野「そして、吉良が言うにはお玉が、これに、浅野内匠頭が手を貸せば、これが成功して、将軍が天皇になった暁には、すぐっていう訳にはいかないけれども、徳川建国に功労のあった家柄として、浅野の石高を今の九倍から十倍の五十万石にして、浅野家を四番目か五番目の大名に取り立てることにします。だから、こっち側(お玉の側)に属してくれて、表面は、今のまま、勤皇のままで、そういう役をやって頂きたい。ぜひとも、折り入ってお願いいたしたい』って、そう言ってきた、と」


~転載終了~


いやはや、狂気の沙汰としか言いようがありませんね。東山天皇を暗殺したところで、本気で皇室を乗っ取れると思っていたのでしょうか?


私には、考えが浅いとしか思えませんが、それを本気でやらせようとする所がお玉の恐ろしいところです。金星系のやり方に似ています。お玉の計画に勝手に嵌めこまれた浅野内匠頭が気の毒でなりません。


そこで、浅野内匠頭は決断します。



~転載開始~


浅野「こういう難儀に遭っている事、だれにも、一言もいうことができず、相談する事もできず、これには、頭を抱えたって。それで、探偵するみたいに調べたんですって。でも、場内で、どこへ訊いたらいいかわからいないし、訊いても、みな、だれも知らないって言うし、梶川与惣兵衛は、大奥の方へ入っているし・・・・。まったくの四面楚歌だったて。なにしろ、まわりが全部、目付(警察)ぜんぶ、幕府のは如何にかかえられているから、どうしようもなかった。」


・・・・・・・


「それで、やむなく、刃傷することにしたんです。」


「そして、その夜、明日、やむを得ず、殿中で鯉口切って刃傷して、赤穂藩を潰す事になるから、赤穂の人々に許してもらいたいと、遠くから、赤穂の人達に心から詫びて、寄り、号泣し申した。」


[刃傷当日になる]


浅野「自分がバカでっかい声で怒鳴って、大廊下に沿って立っていた大勢(二十五~三十人)がビックリして見ている衆人環視の中で、吉良に斬りつけたから、その場で、すぐさまに大騒ぎになって、場内の目付に捕まえられて、監禁されてずっと監視されたから、こうされる事によって、自分は、お玉の方から隔離されて、殺し屋を宮中に入れる手引きの任務を何が何でもやらされるのから脱せられて、お玉の犯行を中断できたんです。そうやって緊急手段をとる以外にには防ぎようがなかったんですって。」


~転載終了~


吉良を刃傷するしか東山天皇暗殺計画を未遂の終わらせる方法がない、と考えた浅野内匠頭は決断し、刃傷を決行します。


ただし、吉良を殺してはいけない、全てを知る吉良を証人として生かしておくことが重要だったそうです。


吉良を殺してしまっては、お玉に「浅野は討幕を謀ったので切腹させた」で終わらされてしまい、周辺も納得します。そして、その後の吉良への討入りは生じず、浅野内匠頭は単なる犯罪者として葬られてしまいます。そうなると、赤穂藩も幕府につぶされてしまうだろう、という判断だったようです。そこまで考えての刃傷事件であり、その後の討入りは単なる敵討ちではなかったのです。


これで、やっと私も忠臣蔵の意味が納得できました。


これまで転載したのは書籍のほんの一部分なので、分かり辛い点があるかもしれませんが、同書には浅野内匠頭が刃傷の際の様子を詳細に説明しています。刃傷の後に自ら発した言葉や、事前に遺言に書いた事には、お玉の計画の真実を暗号にしていたのです。興味のある方は書籍を読んでみてください。


ともかく、元禄赤穂事件、浅野内匠頭の行動によって、東山天皇暗殺は未遂に終わったのです。


この事件の後、一年十カ月後に赤穂浪士による吉良上野助の討入りとなります。


リーダーの大石内蔵助は、浅野内匠頭とは元禄赤穂事件の直前は、赤穂と江戸と離れ離れになっており、浅野内匠頭の真意は知らないはずです。浅野内匠頭の残したヒントを解析し、もしくは以心伝心で真意が分かったのか、それとも大石内蔵助は今でいうサイキックだったのかも知れません。


吉良上野助の討入りは、お玉に対して「二度とそのような計画は許さないぞ」という伝言の意味合いが強かったのかも知れません。それが300年経過して世に知らされることになったのです。


現在伝えられている忠臣蔵とは全く異なる内容に驚きましたが、歴史をじっくり調べてみると、このような朝廷侵略は常に起きていたのです。何故、天皇が狙われるのか?


それはやはりゴールドと関係があるのだろうと、私は考えています。

<参照:ゴールドの真実>



最後まで読んでいただきありがとうございます。