わが町のコミカレと留学生 | 北加発:アメリカ合州国、教育、人々、その他、なんでも

わが町のコミカレと留学生

私の町にもコミカレ(California Community College)があります。広大なキャンパスがあり、学生数は2万人くらいだそうです。けっこう留学生達も多いらしく、留学生課(International Student Program)といった係りもあるようです。私は、息子のHonor Bandの演奏会でここの劇場をたずねたのが3回くらいあるだけで、深く付き合いはありません。

たまたま、ここの留学生向けのパンフレットを見る機会があり、それによると留学生のUC BerkeleyとUCLAへの編入の合格率は約40%と書いてありました。また、TAA(Transfer Admission Agreement)というUCのほかのキャンパスとの提携、編入合格保証プログラムもありそれによるとDavis,Merced, Santa Barbara,Irvineについては、規定のGPAがあれば、留学生でも編入の保証があるそうです。

また、このコミカレでは留学生むけにも奨学金制度があり、少数ながら授業料免除の恩恵を留学生でも受けられるとしています。Feeと呼ばれる授業料は年間にこのコミカレでは5500ドル程度、CSUの12000ドルあるいはUCの25000ドルにくらべれば、随分お得にもなっています。住居については、ホームステイ斡旋のサービスも代行の団体が行っていて、2食付では月に750ドル、部屋だけだと月に600ドルだそうです。これが相場としてどうなのかは、私には全く分かりません。また、寮にはいりたければ、近くの私立大学の寮にも入る制度があるそうです。

英語の習得度が充分ではない学生に対してはELIという付属の英語学校があり、ここで修練をつんでOKとなるとコミカレの授業を受ける事が出来るようになります。TOEFLはIBTで52、PBTでは470が最低必要な点数だそうです。ちょっと入るのは易しそうですが、この程度のTOEFLの点数では、授業に付いていく事はできるかもしれませんが、良い成績がとれるほどの英語能力とみなすことができるかどうか、不安感をもちます。あとは本人しだいということなのでしょうね。