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2012-02-16 08:24:07

学生を追い出すこと

テーマ:教育、大学
息子と話をするたびに、思いもかけなかった事件が大学の中にはあるのだということに気づかされます。最近、息子は大学全体の2012年度のRAの採用審査の責任者となって、準備を進めているようですが、そんな大忙しのなかに、こんな事件があったそうです。

学生A君の親からは、後期の授業料の支払いが遅れていたので、大学の会計課からは、親に数度の督促をしていたのですが、そのたびに、何日までに、払います、今日、郵送しました。きっと、郵便局でなくしたのね、、、、というような口先の言い訳の数々があったそうです。そうこうするうちに2月になり、大学のほうついに、堪忍袋の緒がきれて、期限からすでに大きく遅れているため、これ以上は待てない、授業料が払わていないのであれば、学生には退学してもらうという事態になってしまったそうです。

そこで、大学からの退去命令を学生に告げる役目の白羽の矢がたったのが、彼が住む寮を管理している息子でした。彼は確実にA君を捕まえるために、彼の履修している授業科目を調べて、ある科目が終わるころに教室の外で待ちうけ、オフィスに同道してもらい、授業料が未納になっていることを伝え、その結果として2週間の猶予は与えるけれども、その期限が来た時点で大学から退去するように、伝えたそうです。この事件の悲しいところは、このニュースが、A君にとっては晴天の霹靂で、まったく予想もできない大変なショックだったことでした。というのは、彼の親は、金銭面での問題を彼には全く告げずに、お金のことは大丈夫と、全く不安を彼に抱かせるようなそぶりもなく、子供の彼もそれを信じていたからです。

息子は、A君ははじめから、某LACに来るべきではなかったという感想を言っていましたが、息子にしても”I felt sorry for him but I had to do my job.”という複雑な思いもあったようです。

それにしても、随分と無責任な親もいたものだと、私などは、あきれるばかりなのですが、1年生のA君の残りの3年半の学費のことは、入学時には考えていなかったのでしょうか?
2012-02-12 14:06:16

求人側が大卒者に求めるもの 3点

テーマ:ブログ
今日のKCBSのラジオのニュースできいたのですが、採用者のもとめる大卒者の能力として大事なものは

1、Problem Solving
2、Collaboration
3、Creative Thinking

だそうです。求職者の専門知識が同じ分野であれば、そのなかでも、以上の能力にすぐれているほど採用のチャンスがあるともいえるかと思います。

また、昨日のPBSのNews Hourによると、49%の大卒者が、自分の希望に沿ったものではないが、とにかく収入を得るために、就職していて、また、大卒者の24%は卒業後、数年のうちに実家に戻ってきて住み始めているというデータもあるそうです。大学を卒業しても、ひとり立ちして、自活ができるているのは、70%くらいなのかもしれませんね。
2012-02-12 13:32:29

Facebook Parenting

テーマ:ブログ
もうご存知の方も多いとは思いますが、念のために、、、、

AK-47ではなく、7連発のコルトでよかった、というのが私の感想です。

では、掲題のYou Tubeはこちらから。。。

http://www.youtube.com/watch?v=kl1ujzRidmU

いかがでしょうか? いかにもアメリカ的?


2012-02-01 12:29:39

大学の顔の向け先、ランキングとCMC

テーマ:教育、大学
皆さんもご存知だとは、思いますが最近Claremont Mackenna CollegeがUC News&World Reportに対して、入学者のSATの点数を水増しして報告していたことが明らかになりました。点数としては10-20点くらいの水増しで、それ自体がランキングを大きく変えることはないという意見もあります。

私の感想としては、これは、起きるべくして起きたことなのではないか、また、虚偽の報告をした責任者は退職したそうですが、ランキングを気に掛けながらの大学教育という、この大学の基本姿勢ということには問題はないのか、というもっと大きな疑問が私にはあります。

以前から、お話しているように、CMCでは授業登録は20名を持って打ち切り、例外は無しという制度です。この制度のために、息子は授業登録で2.3回変更を余儀なくされたことがありました。Pomonaでは、21、22名程度のことは、教授の裁量で受け付けてもらえるのが普通です。ここのところが、「20名以下のクラスの割合」を重視するかの違い、ひいては、ランキングに対する姿勢の違いがあることはすでにお伝えしています。

CMCはLACとしては、特化していてPublic Policy, Business Econ,Poli Sciなどでは、非常に良い教育をしていると評価されている大学なので、このような不祥事が2005年度以来起きていたことは残念なことです。これを契機に、ランキング対策からの脱皮までできれば、もっと素晴らしいLACになるのではないでしょうか?

前回のブログにあった、UCLAの報告書のなかで、大学のランキングが応募者が進学先を決める際の順位として、たしか11番だった(と思う)ことの意味を、よく考えなくっちゃですね。
2012-01-31 09:02:15

当世学生気質 -2011年度入学生

テーマ:教育、大学
UCLAにおける高等教育に関する研究は、アメリカの国内の大学のなかでも優れているという評価をされているらしいのですが、息子が所属した大学院のなかの、その分野を研究する機関が発表した、2011年度に大学に入学した新入生たちのアンケート調査の報告があります。

この中には、昨年度の応募者が大学進学を選んだ理由と過去の変遷の経緯、また、どのような理由で進学先を選んでいったかといった調査の結果もあります。Great Recessionの後には、やはり就職のために大学進学を選択している若者が一番多いそうで、それまではNO 1であった「自分が興味をもっているものを、より深く学ぶため」という理由を凌駕したそうです。

この研究に携わった5名の教授のうち、2人の方には息子の卒業式のときに紹介されてお会いしました。とくに、Professor Hurtadoは、壮年の研究者ですが、学会があれば、門前列をなす高名な研究者だと息子が話していました。彼は彼女の授業も受講していました。

学生の最近の傾向といったものが、垣間みれるように思います。

では、その報告書は以下で

http://heri.ucla.edu/PDFs/pubs/TFS/Norms/Monographs/TheAmericanFreshman2011.pdf
2012-01-21 23:39:23

10年前

テーマ:教育、大学
多分まえにも触れたとは思っていますが、息子が高校に入学したころに、大学進学についての学校区主催のセミナーがありました。その講師のアドバイスとして、親が大学教育に支出できる金額を子供に伝えることが肝要だということがありました。というのは、お金持ちが住むといわれる私の住む市の区域の住民でも、合格した私立大学の学費を工面できない親もいて、親の限度額を知らない子供の夢をその時点で砕いてしまうことがあるからという話でした。

なるほどを思った、私たちは家に帰ってから早速息子をこの件で申し渡しをすると同時に、親としては、大学に進学してほしいと思うけれども、この判断は息子自身のもので高校卒業した後で必ずしも大学に行かなくても良いこと、どちらの判断でもそれを、親が支持するということ伝えました。この話は、高校での廻りの仲間などの雰囲気から大学進学があたりまえだと感じていた息子には、ちょっとショックだったと、あとで彼は話していました。どうも、大学に行かなくても良いといった親は、息子の友達の親たちでは一人もいなかったようでした。

私たちは、この国では18歳を契機にして「大人」になるわけですから、それ以後の進路は自分で決めてほしいという思いがありました。また、我が家の大学教育資金限度 100000ドル(2005年入学の場合にはUCを4年間で卒業できる金額)を提示して、それ以上のものは自分で都合して行けと引導を渡してもおきたかったわけです。また、大学に入ってからの小遣いは自給すること、これはワイフのたっての希望で、少しは「大学で働け」というわけでした。

息子が14歳のころには、漠然と「大学」を先に見ていて、そこで何をするのか、その先の将来の進路は何かというのも朦朧としていて五里霧中のなか、上のような話をされてもピントがあっていたのかどうかも、分かりませんが、ショックとともに、彼にとっては大学のことを具体化して考え始める出発点だったかもしれません。ただ、結局は大学入学までには、大学での専攻、将来の進路の確定といったものまでは至らずに進学をしていきましたが、中器晩成型の彼は、それなりの年月が将来像を固めるためには必要だったのだと、この10年間を見返して感じています。
2012-01-20 23:56:07

Occupy XXX 運動を擁護する。

テーマ:政治、、イラク戦争
この国では、民主主義というのは、民衆の思いが政治に反映することだと言う理解があるように思います。最大多数の最大幸福ですから、100%の満足ということは無理なのですが、しかし、それにむかっていくというベクトルが逆境のなかでもあるように感じます。

さて、この30年間には、最大多数が最小幸福にむかうという政治経済の仕組みの中で、最終的な打撃をとしてリーマンショックがありました。世界中の経済の枠組みが変わるなかで、社会の中での格差が大きくなってきていたところ、このリーマンショックのあとには、失業率も急上昇したので、アメリカ経済のパイの配分から締め出された人々が多く出てきました。とくに若い世代では、ちゃんと勉強もして、努力して大学を卒業したのにもかかわらず、仕事がない、またあっても最低賃金などの低所得の仕事で、学生ローンを抱えているとやっていけないなどの不満が募っています。

私の多少の運動の経験から言えば、まずさまざまな運動の契機というのは「異議の申し立て」から始まる、簡単に言えば、現状に対して「イヤダ」ということからさまざまな事が始まっていくように思います。「イヤダ」というのは感情ですから、その時点では、政治的な視点も整理されてはおらず、したがって政治的な方針、展望といったものも理路整然としているわけではありません。 しかし、これは、あのマルクスさんでも、悲惨なイギリスの労働者のあり方を見て彼らの身となって思い、義憤を感じてから「資本論」を書くまでには、それなりの思考の過程があったことと同じことのように思います。

私は、アメリカの若者たちが自分の抱える問題を社会に提示して見せる、解決策を提示することができなくても、現状は容認できないと大声ではっきりと反対の声をあげることは、この社会の将来にとって大変大事な事柄のように感じています。また、これまでは、このような若者の声を政治にくみ上げていく歴史がアメリカの政治の制度のなかにはあったように思います。これに反して、もう20年間も十分に職のない日本の若者たちの「おとなしさ」というのには、将来を担っていく元気が感じられないので、ちょっと残念に思っています。ボランティアが盛んになっていることは結構だとは思いますが、NGOはあくまでも補完の役目が主ですから、政府、政治という本体の改革が必要だと思うのは、私だけでしょうか?

2012-01-10 04:00:45

暖房とマリワナ

テーマ:教育、大学
息子が休みをとって家で骨休めをしていますが、若い者のことですからUCLA時代の同窓生と夕食を食べたり、または、高校の同窓生たちと寄り集まったりしています。それらの集まりの中から出た話題が今回のお話です。

まず、高校時代の仲良したちは、ほとんどがUCB UCLA UCSD UCI UC Davisなどに進学していましたが、彼らのなかの2人はGoogleに就職しているそうです。卒業生400名のうち2名がGoogle就職というのは、結構健闘しているのかもしれません。また、分かる限りでは、一人を除いて、皆がUCを卒業、就職をしているということのようです。人当たりが普通でやる気があって、そこそこの成績でUCを卒業すれば、なんとか就職はできているようですね。

彼らと一緒の夕食をともにして話しをして家に帰ってきた息子は、自分がもしUCに行っていたら、圧倒的な比率の卒業生と同じように大卒そして就職という進路を多分たどっていたと思うので、大卒後のFellowshipや修士課程進学といったものも大学在学中に視野には、入らなかったと思うという感想をもらしていました。この意味では、掛け値なしにPomonaが彼の大卒後の進路を変えたともいえると思います。

さて、大学院からの友達2名は私の家から比較的近い別々のCSUに勤めていますが、初任給は50000ドル程度で教育関係の仕事としては、良いほうだといえるのではないでしょうか?一人は、ボーイフレンドと一緒に住んでいるのですが、ともに26歳の二人が、家の購入をすでに考えているそうです。彼のほうは、UCLA EE/CSの修士で、大手のハイテク企業で仕事についていて、年俸が90000ドル、彼女の収入を合わせると140000ドルとなり、600000ドル程度の家を買いたいと物色している最中だとか、、、東海岸田舎のLACに就職した息子などには、家の購入のことなどは、考えもつかぬ先の話だという感覚のようです。

このカップルの二人はともに、学生時代にUCLAの寮のResident Adviserをしていたのですが、このときの二人の経験と息子が某LACでしている経験を付き合わせてみると、面白い比較もあったようです。そのひとつが、マリワナの件です。UCLAの寮の建物は20階以上の高層で、ひとつの階に部屋が80ほどあるという大規模なものです。集中強制送風のエアコンつきのビルですから、空気は常時循環していてるわけです。このような環境の一部屋のなかでマリワナを吸うと、幾らもしないうちにその階全体の空気がマリワナのにおいがしてくるということになります。となると、RAにとっては、どの部屋が火元なのかが特定することが難しいという問題があるそうです。息子のところのように、一部屋ごとにスチームヒーターがあるところでは、この特定は簡単でにおいをたどって廊下をいけば、犯人を突き止めることは、さほど難しいことではありません。

さて、UCLAでかのボーイフレンドのほうが体験した、最も記憶に残るマリワナ事件というのは、たまたま、マリワナのにおいのもとが特定できて、警官も呼んでドアをノックして、ドアを開けるようにと声を掛けたところ人の気配はするものの、返事もなく、ドアも開かないので合鍵をつかって部屋に入ったところ、2階にあったその部屋の窓の網戸が内側から開かれていて、窓もあけられていましたが、住人は見つからなかったそうです。その間には、この部屋の周りには、近所の学生が集まってきて野次馬がたくさんとなってきていました。警官と彼が部屋の中を調べていると、住人の本人が野次馬を掻き分けで部屋に戻ってきて、しらばっくれて「あれっ、何かあったの?」というとぼけた質問をしたそうです。この学生はその場で御用になったそうですが、彼の経験のなかでは、マリワナ事件の犯人で、これほど、「創造的」な対応をした学生はなかったそうです。

日本の方にはショックかもしれませんが、酒とマリワナは、どの大学の寮でもあり、程度の違いはあるにせよ、いわば空気とおなじように普遍的にあるので、寮生を管理する職につくことは、どの大学でもこの取締りに当たることになります。

話は変わりますが、息子のガールフレンドは、近くの大都市で2次面接後にNPOに就職がきまり、近いうちに働き始めることになりました。息子は自分の待遇が食住付き+給与のため、給与の部分が低くなっているのですが、彼女のほうは、息子の食住におんぶした上での普通の給与ですから、彼女のほうが高給取りとなり、うらやましがっております。

追加:あるCSUでは、学内での飲酒が発覚すると、初犯から猶予なく自動的に退学処分になるそうです。入学したくて門前に長い列を作っている応募者がいるので、学則違反をするような学生はいなくても結構という大学の対応なのでしょうね。
2011-12-28 12:37:11

就職率 100%

テーマ:大学院
息子が家に帰ってきてから、近くで就職をしたUCLA時代に友人たちと連絡を取ったりしていますが、彼らからの情報によると、最後まで就職できずに残っていた同窓生も、この11月に就職が決まり、修士課程卒業後5ヶ月後には、全員が就職、100%の就職率となったそうです。

就職活動が始まってから採用率の中で傾向が見えたように、やはり、新卒から修士課程に直接入学してきた学生たちの就職がもっともてこずったようで、最後まで残った2人も新卒から修士に進学してきた学生たちでした。採用する側も、買い手市場の就職戦線のなかでは、学歴、資格、成績といったものだけではなく、社会経験の多寡も、採用を決める際の審査に含めていたのだと思います。

また、アメリカの人事の採用は、随時が当たり前であるために、予算がついた時点で求人を始めることも珍しくなく、その結果、「なんとなくそのうち、皆が採用されていった。」といった実態のようでした。

とにかく、2011年度、UCLA教育大学院、Student Affairs修士課程卒業生14名全員が希望する仕事につくことができました。この経過時間と採用の推移が、同職のほかの専門職大学院に比べてよいのか、悪いのかは、私には分かりません。ほかの1年間集中コースのU Penn, Harvardの就職状況と比べてみることができれば、よいのですがデータが公開されていないと思います。ただ、言えることは、ほかの1年半のコース(U Michigan, Ann Arbor)やほかの一般的な2年間のコースに比べれば、入学してから就職までの時間は、より短く、、州立でもあるためにさらに対費用効果もより高いことは事実だと思います。

お金持ちにはなれない分野ですが、この仕事に打ち込んで、本人が楽しみを見出せるのであれば、やりがいのある、すばらしい仕事だと、親の私は感じています。

卒業パーティで息子に紹介された、ひとり一人の顔をおもいうかべながら、「使命感」を持った若者たちが就職できてほんとうに良かったと、私までもうれしく思っています。
2011-12-20 00:22:25

帰省シーズン

テーマ:ブログ
昨日の夕刻、息子が帰省してきました。彼が到着したサンノゼ空港は、帰省客でいっぱいで車を「停車」する空間も順番待ちの状態でした。息子によると、出発した空港でも、学生でごった返していたそうで、ファイナルを終えた学生たちの帰省日(寮の閉鎖日)は一斉に学生たちは家に向かうのでしょうね。

東海岸からは、やはり直行便でなければ一日がかりの旅程で、彼の場合も、8時間半かかってサンノゼに着きました。途中で乗り換えがあり、そこでの到着と出発までに、40分間しかなかったので大丈夫かと少し心配だったのですが、大丈夫だったようです。

東から西に向かっての旅は、時差があっても割りと簡単に適応できるようですが、これが反対だと順応するのに少し時間が掛かるようですね。

昨日の午前中まで仕事をしていた彼は、これから3週間余り骨休めをすることになりますが、ワイフも2週間半ほど休みをとるので、家族3人ゆったりと水入らずの生活が楽しめそうです。

彼に食べさせるために、ニジマスとPerchを釣ってこなければ、、、、

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