平和安全法制での基地警護と輸送、住民保護
小泉純一郎が首相だった当時のPKOでイラクの先遣隊、佐藤正久氏が隊長として派遣された。宿営地はオーストラリア軍がいて見張りに彼らがたっていた。そのとき、もし、見張りにたっているオーストラリア軍が外で襲われたら自衛隊はオーストラリア軍を助けれたのか?という問題が現地で議論されていた。
一緒に宿営地を使い、ともに警護にたっているオーストラリア軍が目の前でうたれていても、当時の自衛隊は集団的自衛権となってしまうために、見方をまもることができない。
同じ理由で目の前でその土地の住民が虐殺されていたとしても、自衛隊は正当防衛ではないので対処できない。イラク派遣時に自衛隊は宿営地で他国の軍にまもってもらい、外にでて仕事をするときも、他国の軍に警護してもらいながら活動した。
http://www.sankei.com/politics/news/140318/plt1403180038-n1.html
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その当時このような問題がおこったら派遣されている陸自はどうしたのか?考えてみよう。
●《陸上自衛隊幹部が式典に参加中、建物の外で警護にあたっていたオーストラリア軍が暴徒に襲われた》
●《陸自車両を警護するための打ち合わせに来た豪軍車両が、陸自拠点の入り口で暴徒から攻撃された》
陸自はどう行動したか。2事例とも施設や拠点に引きこもり、傍観せざるを得なかった。
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ここが今回の平和安全法制でかわった。宿営地を守る為の武器使用や輸送時や住民保護などの治安維持にも条件付きだが対処できるようになった。
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自衛隊はこれまで、友軍が目の前で攻撃をうけても仲間の軍を守る為には攻撃できず、住民や日本国民が目のまで虐殺されたとしても武器使用は正当防衛ではないので禁止されていた。これを国際社会が軍なのに、他国の軍にまもられないと活動できないってどうよ??
って思われ、自衛隊はやる気があるのか?
日本国なんて一緒に活動しても、やる気がない。そんな国など無視しよう。仮に日本がやられたとしても、助けにいかないからなという風潮ができてしまった。
自衛隊だけで日本は国を守るコトは不可能だ。攻撃するためのシステムを全くもたない自衛隊は他国の軍が敵を攻撃してくれないと対処できない。だからこれまでのようではいけないという法改正が「平和安全法制の複数の法改正と新法」だ。
南スーダンに派遣された陸自にはもうすでに、PKFとしての役割分担がある。だから途中でぬけてしまっては国際社会の一員として白い目で見られる。やり始めたことは途中で投げ出してはいけない。
だから、南スーダンの任務は継続されている。
自国を守る為に国際社会に支援を求める国は、国際社会への支援もしなければならない。
ギブアンドテイクなんだよね。過酷な任務に今も対応している陸自のみなさんに感謝しないといけないね。
という事件が起こっている。海賊は対艦ミサイルまでもっていた。攻撃なんてしかけてこない商船を武装した集団が襲う。
最新鋭の高速輸送艦スイフトってのが撃沈されたと聞くと、ものすごい軍艦だったからやられたんだろうなって思う人がいるらしいから、当ブログの軍事顧問が
その「高速輸送艦スイフト」ってきいたとたんに、
「ああ~~、なっちゃんかぁ!!なっちゃん程度なら撃沈できるよ。」って言っていたことをお伝えしておく。
この災害派遣で活躍したことのあるフェリー「なっちゃん」とほぼ同型艦なんだそうだ。
こんな灰色の「なっちゃん」たちも被害にあう。平和は「平和平和」と唱えるだけでは守れない。予算委員会ではちゃんと防衛について議論してもらいたいものだ。
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