「49年前をおもいだす」 | かとうとしろうのブログ

「49年前をおもいだす」

3月15日   



地震の影響で休講です。

盛岡、秋田。千葉、朝日カルチャー、青山、横須賀、谷川先生などなど。

仕事の取り組み方について、ふりかえりの時間が取れました。

ふりかえりは、常にしてたのですが、何かが不足してたようです。

何かとは?

危機感です。リスクのことです。

まだまだ、甘いです。

昔のハングリーがどこかにいっちってました。

恥を忍んで書きますとね。

田舎(広島の瀬戸内)から知らない東京に出てきたときの精神を忘れてました。

親を捨てて出てきたときの強い気持ちです。

逃げ道を断って一人で生きていくときめて、田舎の桟橋から船に乗って出てきたときのことです。

集団就職で東京にでていくのは6人くらいでしたかね。

桟橋に人がいっぱいあふれてて、同級生、近所のおばさん、おじさん・・・。あまりにいっぱいの人で、両親がどこにいるのか気づきませんでした。

涙がとめどもなくあふれ出てきた別れの時のことです。

(どこかに両親、仲間と離れるのがさみしかったのかも)

だれが言ったのかわかりませんが、「としろう泣くな」。

この言葉が、今でも鮮明に残ってます。

桟橋から船が離れていくにつれ、七色のテープが張って、ついに切れた時、

「俺は一人でいきていくんだ」

15歳でなにもわからないけど、しらない土地で“生きていく”。

あと先考えず、ただ前を向いて進むだけしか知らない、あの時の感覚です。

今回の地震が、あの時の感覚を思い出させました。

49年前の自分を思いだして、なにかお役にたてるよう努力します。