時は過ぎ
真理ちゃんは
もうすぐ18才になります
真理ちゃんは
18才になったら
施設を出て
ひとり立ちを
しなければ
なりません
もう
身のまわりのことは
自分で出来るように
なっていた真理ちゃんです
でも
お金の価値だけは
わかって
いませんでした
そこで施設の先生達は
(せめて一人で買い物が出来るように)
と、お金の価値を
教え
「真理ちゃん、コレが1円。一番安いのよ」
「次は5円。コレが2番目ね」
「それから10円」
・
・
・
そんなふうに、真理ちゃんの前に
1円玉から1万円札まで順番に並べ
くりかえしくりかえし
何度
教えてあげたのです
(つづく)
