本日はこちらを引っ張り出して来ました。
ハンガリーのバンド、Solaris(ソラリス)の1999年リリースの3作目、"Nostradamus Book Of Prophecies"(邦題:ノストラダムス ー 預言者の本)
ジャケの画家は、Badacsonyi Sandorさん。
バンド名は、SF小説のタイトルから拝借、84年の1作目はレイ・ブラッドベリィの「火星年代記」を題材にしたアルバムを出しているところから、かなりSF好きなヒトがメンツに居るのだろうと思います。
ライナーノーツによると、85年頃からはバンド名をNapoleon Boulevardと変えて流行りのエレポップをやってけっこう儲けていたらしい?ですが、95年のプログレフェス参加を皮切りに再びソラリスとしての活動を始めたそうです。
このアルバムがリリースされた頃は、世紀末。
ノストラダムの予言に関する記事や本はかなり出ていましたね。
このアルバムはその予言とされている4行詩を基に物語を作り上げ、それに沿ったサウンドを積み上げたものかと思います。
Kollarさんのフルートの音はかなり特徴的で、ギターはかなり力強く泣くタイプ。
世紀末というテーマの下、サウンドはスペクタクルで壮大ではあるのですが、キーボードの音が何故かアンドロイドチックに聴こえるんですよね~。
もしかすると人間臭いところを排除してSF的感覚を狙っているのかな???
私が勝手にそう感じるだけなのかもしれませんが。
今日の一曲は、3つのパートから成る組曲"Book Of Prophecies"より
"Part III. At The Gate of Eternity"
http://grooveshark.com/#!/s/Book+Of+Prophecies+Part+3/4a09AA?src=5
オマケ:"The Moment of Truth - Part 1"
哀メロと泣きのギターです。
http://grooveshark.com/#!/s/The+Moment+Of+Truth+Part+1/4a0dBO?src=5
ランブリン・オーケストラやイーストに参加しているメンツもいるそうですから、ハンガリーのプログレ系バンドはミュージシャンが協力し合う体制ができているのかもしれませんね。