死体だらけの春日部市多頭飼育崩壊現場 | 保護猫カフェ『ねこかつ』@川越@大宮日進

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殺処分ゼロ!生体販売の根絶!を目指す保護猫カフェです。

日々の雑多なことに追われ

個々のレスキューについて

なかなかご報告することができず

申し訳ございませんm(__)m

 

少しでもと思い、

『ねこかつレスキュー』の

インスタをちょっと前からやっています。

 

 

良かったら

ご登録をお願いしますm(__)m

 

 

そんな中、気がついたら

もうひと月以上も

前のことになりますが、

埼玉県春日部市の

多頭飼育崩壊現場に入りました。

 

 

おーあみ避難所さん

動物虐待インターベンションさん

ねこかつ

 

との共同案件です。

 

3団体だけでは力不足で

けだ・まもさんにも

協力を仰ぎましたm(__)m

 

2022年8月19日

現場は埼玉県春日部市

猛暑の暑い暑い日

 

4階建ての団地?

マンション?の4階

 

悪臭の苦情のため

全て締め切られた窓。

 

エアコンも壊れていました。

 

 

 

 

ここだな!

 

1階ですでに

異臭がわかりました。

 

 

※写真はおーあみ避難所の大網さんとスタッフさん

 

 

部屋に入ると

ゴミと汚物の山で

床はまったく見えませんでした。

 

 

 

 

その中で猫たちが暮らしていました。

 

 

 

猫たちはいっせいに隠れてしまいましたが、

それでもこちらをのぞき込んでいる猫がいました。。。

 

いままでどんな地獄を見てきたのでしょう。。。

 

 

 

この日はまだ

比較的過ごしやすい日でしたが、

それでもエアコンが壊れて

使えない部屋の室温は

34℃を超えていました。

 

※ 猫たちが死なないようにと

飼い主は冷風機を一台

置いてはいましたが。。。

 

 

部屋のどこを見てもゴミゴミゴミ。

 

この日、

保護枠がいっぱいのため

本当はおーあみ避難所もねこかつも

レスキューするつもりはありませんでした。

 

それでも、状態の悪い子

(次に来たときでは間に合わない)

がいた場合のため、

キャリーはそれぞれの判断で

持ってきてはいましたが。。。

 

 

ゴミの山、34℃を超える室温

 

 

※ 部屋に吊るされた蠅とり紙

 

そして虫虫虫。

 

 

 

 

下見だけのはずだったのに

大網さんたちが

先に動いてしまいました。

 

 

 

猫を保護し

キャリーに入れていきます。

 

 

 

糞尿でいっぱいの

押し入れの中から

飼い主も把握していなかった

乳飲み子が出てきました。

 

 

 

ゴミをどけると(どけなくても)

猫の腐乱した死体がたくさん出てきました。

 

腐乱した死体がいくつも出てきた時点で

動物虐待インターベンションさんの判断で

警察に通報しました。

 

30分もすると

警察官が3名だったか

4名だったかやってきました。

 

警察官も一緒に中に入って

実況見分がはじまりました。

 

暑さとアンモニア臭とで

警察官も我々もみな

自然と涙が流れてきました。

 

 

 

保護した猫

1頭1頭を警察官と確認しました。

 

 

 

 

多頭飼育崩壊、ゴミ屋敷、

こういった環境で

動物を飼育すること自体が

動物虐待罪です。

 

 

 

テレビが

ついていることから

分かるように

 

飼い主である

50代の女性は

ここで生活をしていました。

 

そして、ここから

仕事に通っていました。

 

でも、この状況を自分では

どうすることもできずにいました。

 

 

 

 

警察に通報することに最初

少しではあるけど、

難色を示した飼い主。

 

 

「ここでいったんリセットしよう」

 

動物虐待インターベンションさん

の言葉に、

 

「はい、ありがとうございます」

 

と安心したかのように

答えていたのが印象的でした。

 

 

 

 

数日後にもう一度

おーあみ避難所さんと

動物虐待インターベンションさんが

現場に入り

 

 

最初の日には

保護できなかった

猫たちを保護しました。

 

 

この猫たちの一部は

けだ・まもさんが

引き受けてくれました。

 

 

 

 

猫のいなくなった室内。

 

8月30日と31日には

清掃業者が入りました。

 

 

 

 

ボランティアが入り、

警察が入り、

それを受け入れることによって

 

いままで自分では

どうしようもできなかったことが

一気に動きました。

 

 

 

 

この時点で周りの誰かが

通報してくれていれば

ひょっとしたらここまでには

ならなかったかもしれません。。。

 

 

 

 

この現場では

23頭の猫たちがレスキューされ

 

※ 分かるだけで

12体の死体(骨)がありました。

 

おーあみ避難所さん

けだ・まもさん

ねこかつで

それぞれ保護しています。

 

 

飼い主も新たな場所で

生活をはじめています。

 

 

 

 

お腹の大きかった妊婦猫が

保護後3日で出産しました。

 

あのゴミの中で産んでいたら。。。

 

 

 

 

保護した大人っ子たちも

体調がよくありませんでしたが、

今はだいぶ安定して

キレイになってきました。

 

 

もうちょっとで

里親募集できる子も

出て来そうです♪

 

 

 

 

山路徹さんと大網さんが

youtubeにあげてくれました。

 

 

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 ※ ウェットフードが足りなくなってしまいました。

  いつも申しわけございませんm(__)m

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