『AutoCAD 線種』

こんにちは　ナミです

前回のブログ記事「ＵＣＳ原点」、沢山アクセスをいただいて
ありがとうございました

ＵＣＳは昔からある機能ですが、市販されている解説本には
そんなにイロイロ書いてるものでもないんですよね。
またそのうち、ＵＣＳシリーズがんばります

さて、仕事でお客様先に訪問したときには、先方で作成、
編集、納品されている図面を必ず見せていただきます。

図面の種類を拝見することはもちろん、図面データがどのように
作られているか、もっと効率化できないかなどを判断したり
しています。

そうした中で思うことは、AutoCADを我流で使っている方が
どれだけ多いか。
（我流で使われている方の図面は、ほぼデータを見れば
わかります）

そして、その我流でやっている方々は、機会があれば一から
勉強して、自分のやり方を確認をしたい、と思われている方が
沢山おられるのも、理解しています。

そういう方々に、少しでもきっかけ作りができたら

そんな思いも込めて、このブログを書いています

前置きが長くなりましたが、本題に入ります。
今日からシリーズで「線種」についてひもといていきます。

AutoCADを新規起動すると、図面に使用できる線種は
continuous（実線）しかありません。

一点鎖線や破線などのよく利用される線種は、線種ファイルから
ピックアップしなければなりません。
その作業を行うのが「線種管理」です。

「線種管理」ダイアログを表示する方法は数通りありますので、
どのバージョンでも対応できるように２通りだけご紹介。

１）プルダウンメニュー「形式」⇒「線種設定」
２）ＵＳname　LINETYPE（エイリアス　LT）

実行後、ダイアログ右上の「ロード」をクリックすると
以下のファイルが読み込まれます。

AutoCADLTの場合⇒acadltiso.lin
AutoCADの場合⇒acadiso.lin

このファイルの中に、様々な線種が入っており、
使用するものを選択後、「ＯＫ」を実行すると
読み込まれます。

線種ファイルの名前に「iso」と入っているものは
スタートアップ時の単位に「メートル」が選択されて
いるからです。単位に「インチ」を選択すれば、

AutoCADLTの場合⇒acadlt.lin
AutoCADの場合⇒acad.lin

というファイルが、初期設定になります。

メートルかインチ対応の線種ファイルを、
選択し間違えないように注意しましょう。

次回は「線種尺度」についてです。