マイクロソフトとヤフー、検索事業で提携へ(MarkeZine)
一応USでの話なのですが、
合併交渉が決裂していた2社の提携交渉が進んでいるようです。
リスティング広告での提携ということですが、
記事によると、Yahoo!がMSNの「Bing」を利用することが提携条件に盛り込まれているとか。
このYahoo!がBingを利用することが、
・利用しなければならない
のか
・利用する権利がある
のかによって話は大きく違ってくると思います。
また、その範囲がUSだけなのか、グローバルになっているのか?
日本はUSのYahoo!が親会社ではないので100%USのYahoo!に引きずられるということはないと思いますが、
これまで、USのYahoo!がGoogleの検索エンジンを利用したときや、
独自のYSTを開発・使用したときなどを見ていると、
USから少し遅れて、結局USと同じ路線になってきています。
そういった意味で、USのYahoo!がBingを使いはじめれば、
いずれYahoo!JapanもBingを導入する可能性というのはありえるわけです。
Yahoo!の検索シェアが高い日本ですから、
今後の検索市場以外でのMSN対Googleを考慮すると、
MSNとしてはBingを是が非でも入れておきたいところでしょうし。。。。
これまで、SEO業者はじめSEOに携わるものは、
日本ではYahoo!とGoogleだけを対象と考えていたところも多いと思います。
そのYahoo!がBingに変更されることで影響が出るのは必至ですね。
いざ、Yahoo!がBingを採用したときを考えて今のうちからBingについてもウォッチしていくことが必要だと思います。
なお、Bingは英語圏、特にUSではなかなか高い評価を受けています。
日本語の検索も、まだ少し問題点はあるもののそれなりに検索精度としては高まっていると思います。
ユーザーにとっては、Yahoo!であろうとBingであろうと、
欲しい情報がすぐ得られると言うことが一番重要になるのだろうし、
そこにGoogleも加わって結局どこが一番その情報精度が高くて、支持されるのかということになると思います。
【木村 賢】